ロシアフィギュアスケート界の名伯楽が、欧州選手権女子のレベルに不満をのぞかせている。

 同大会の女子はニーナ・ペトロキナ(エストニア)が自己ベストの合計216・14点で2連覇を達成。ルナ・ヘンドリックス(ベルギー)が191・26点で2位、ララ・ナキ・グットマン(イタリア)が186・87点で3位だった。

 浅田真央らを指導したタラソワ氏は、ロシアメディア「マッチTV」で欧州選手権のパフォーマンスについて解説。「ニーナ・ペトロキナはショートプログラム(SP)もフリーも完璧だった。ルナ・ヘンドリックスはミスもあったし、あのスケートスタイルは好きではない。5位だったアナスタシヤ・グバノワ(ジョージア)は美しく滑ったが、SPは改善が必要。なぜ(11位発進だった)SPがあんなにひどい滑りだったのか理解できない」と語った。

欧州選手権の女子を制したニーナ・ペトロキナ(ロイター)
欧州選手権の女子を制したニーナ・ペトロキナ(ロイター)

 その上で高難度ジャンプに挑戦しないスケーターの姿勢を疑問視。「ロシア選手権では多くのスケーターが4回転ジャンプを跳んでいる。これは進歩であり、プログラムの構成には影響しない」との見解を示し「25年前もこんなスケートをしていたのに、今も同じようなスケートをしている。進歩が見られない。3回転―3回転のコンビネーションジャンプを着氷できたのも数人だけだ。技術レベルが低いのだと思う」と言い切った。

 この現状をタラソワ氏は「不思議だ」と首をかしげたが、ストレスが相当溜まっているようだ。