新日本プロレス4日東京ドーム大会で行われた棚橋弘至(49)の引退試合は、オカダ・カズチカ(38=AEW)と激闘を繰り広げた末に、壮絶に散った。「完全燃焼した」という棚橋は、試合後のインタビューで現在の胸中を吐露した。

セレモニーではゴンドラで東京ドームを一周した棚橋弘至
セレモニーではゴンドラで東京ドームを一周した棚橋弘至

 棚橋 なりたくてなりたくて、3回目で新日本プロレスの入門テストを受かって26年間、いろんなことがあった。いいことも悪いこともあって、ブーイングもあったけど、プロレスを見てもらう、楽しんでもらうというものを僕なりにつくり出すことができた。そして最高の舞台でレスラー生活の幕を閉じることができた。出来過ぎのプロレス人生だった。これからは社長として、選手にはもっともっと気合を入れてもらって。今以上に新日本プロレスを大きくしていくことが夢に変わった。

 ――最後の相手、オカダ・カズチカについて

 棚橋 2012年からの〝レインメーカーショック〟の戦いの中で、本当にアイツはレベルが違う。必死にくらいついていったんですけど…。ただ、僕が負けて、黙ってる新日本のレスラーはいない。これからオカダを誰が倒すのは注目してみたい。

 ――4万6913人の超満員の大観衆だった

 棚橋 (東京ドームで)今できる席数のマックスを達成できたんで、ファンの皆様には感謝です。

 ――引退セレモニーでは柴田勝頼(AEW)と話していたが

 棚橋 僕から「同じ時代に競い合えてよかった」と言ったら。柴田さんは「俺はもうちょっと頑張る」というので、頑張ってほしい。

 ―サプライズで退団した内藤哲也が登場

 棚橋 ビックリしましたね。ファンのみなさんも大変喜んでいたし。いろんな団体に上がってますけど、リング上で「新日本プロレスの門は、扉は開けておくから」と言っておきましたので、後は彼次第。

 ――社長としては今後

 棚橋 本当に僕がプロレスファンになって、人生これからもプロレスを知らない人に知ってもらって、楽しくなったと思えるそういう人が一人でも増えるように、社長としてできることが山ほどあるんで。

 ――最後に疲れたか

 棚橋 今言っておかないといけない一生言えないと思うので…ああ、疲れたぁ! 2012年から14年間「疲れた」と言ってなかったので、14年分の疲れたとストックしてますので。ああ、疲れた…ありがとうございました。(報道陣から拍手)「疲れた」と言って拍手をもらったのは、たぶん人類で最初ですね(笑い)。