時間切れか――。日本保守党を離党した河村たかし衆院議員が結党を目指している〝河村新党〟が、国政政党の要件を満たす国会議員5人を集めることができずに幻に終わろうとしている。

 河村氏は1日、名古屋市内での新年初となる街頭演説で、「2回OKになった(がダメになった)。どうしたらいいか」と嘆いた。昨年、河村氏は百田尚樹代表率いる日本保守党と決裂し、離党を表明。先に離党していた竹上裕子衆院議員、国民民主党を離党した平岩征樹衆院議員が集まり、昨年11月にはほかに2人を加え、新党結成のメドが立ったと明かしていた。

 日本維新の会を離党し、衆院の無所属会派「改革の会」を結成していた斉木武志衆院議員、守島正衆院議員、阿部弘樹衆院議員と合流するとみられていたものの、3人は11月末に自民党会派入りした。また、政治団体「NHKから国民を守る党」を離党した斉藤健一郎参院議員にも声を掛けていたが、政党助成金を得られる5人が確約されないまま中ぶらりんとなっていた。

 河村氏は2度、5人が集まりかけたが、いずれも破談に終わったことを明かした。政党助成金を得られる国政政党の要件は1月1日が基準とされるが、今月16日までに総務省へ届け出れば、まだ間に合う。

「たった2人と思うかもしれませんが、支援者や関係者への説明やあいさつ回りなどを考えれば、年末までに表明していないと時間がない。現職の議員は新党に加わったとして、次の国政選挙で当選できるかどうかを考える。河村新党に人が集まらないということは選挙は厳しい、魅力がないということです」(永田町関係者)

 保守党の百田尚樹代表は3日の街頭演説で「(河村新党は)なんでもいいから片っ端から声かけて、どこに政治理念があるのか。金が欲しいだけじゃないか。誰がそんなところに行きますか」とバッサリと斬った。

 河村氏は「立憲や維新で次は通らない人間がおると。だったら河村さんと一緒にやろうかというのも出てこないとも言えない」とあきらめておらず、元日から関係各所に奔走しており、逆転ホームランを狙っている。