日本保守党の河村たかし衆院議員が3日、東京・霞が関の司法記者クラブで会見し、百田尚樹代表を威力業務妨害罪と脅迫罪で刑事告訴したと明らかにした。

 告訴対象となったのは今年4月22日に衆院第2議員会館での島田洋一衆院議員の室内で行われた河村氏、百田氏らの会談での出来事だ。

 その前に開かれた記者会見では河村氏が突如、代表選の開催を訴えたことで百田氏と言い合いとなっていた。議員室に移動した後も百田氏の怒りは収まらなかったという。

 河村氏は「『お前、なんちゅうことを言うねん』と大声を上げて、バンバンとテーブルを叩き、威迫して、私に向けて、ものすごいスピードでペットボトルを投げつけた。さらに立ち上がったまま握りこぶしを振り上げ、『お前、オレが殴ったら死ぬぞ』と確か2回は言った。身の危険を感じた」と振り返った。
 
 2か月後に〝ペットボトル事件〟として、週刊誌でも報じられていたが、河村氏は「都議選や参院選があり、辛抱していた。自分に言い聞かせていたが、その後、百田氏から何の謝罪もない。(19日の百田氏との会談で)謝るかと思ったら全然。英語でいうと『ナッシング』です。黙っていると自民党の裏金問題のように闇に葬られる。決断に少々、時間を要したが、刑事告訴を決意した」と話した。
 
 河村氏の代理人弁護士を務める落合洋司氏が2日に東京地検特捜部に告訴状を提出したといい、受理されたかはまだ分からないという。

 刑事告訴は前日に明らかになっており、百田氏はXに「非常に悪質な印象操作だと思っています」「刑事告訴は立件どころか、まず受理もされないだろうとのこと。これ、受理もされなかったら、河村の完全なパフォーマンスと断定していいよね」と反論している。

 百田氏側は河村氏に保守党共同代表の解任を通告し、竹上裕子衆院議員が離党するなど、分裂騒動となっている。

 河村氏は「なんでオレが離党しないといけないのか。離党すべきは百田さんと有本さんと申し上げた。その気持ちは変わらない。オレだけ離党するのは納得がいかん」と話したが、15日にも臨時国会が召集される見込みで、「なるべく早いところハッキリしないといけない」と刑事告訴まで踏み切ったことで、百田氏とは完全決別となりそうだ。