11月中旬ごろから、東京都内の隅田川で奇妙な生物が目撃され、動画にも収められて話題になっている。魚よりは大きくウロコのない滑らかな肌をもち、イルカのように上下に跳ねるような泳ぎ方を見せている。しかし、背中にはイルカにあるはずの背ビレが存在していない。
果たしてこの生物は何なのか、もしかして未確認生物なのではと話題になったが、生物学者の見解によれば「スナメリ」という小型のイルカではないかと考えられている。
スナメリはネズミイルカ科に属し、イルカの仲間の中では小型のものとなる。背中に背ビレがなく、丸い頭部が特徴的で日本近海にも生息している。今回、姿が確認されたのは河口から10キロほど上流に入ったところ。学者の見解によれば、隅田川の水質が改善されたこともあって、エサを追って上流に迷い込んでしまったのではないかという。最近では目撃証言も減っているため、すでに海に帰っているのではないかとする意見も聞かれている。
今回の日本のケースとよく似ているが、より未確認生物の可能性も考えられるケースが昨年、英国で報告されていた。しかも場所はロンドンの中心部を流れるテムズ川なのだ。
問題の生物が目撃されたのは2016年3月のこと。場所はテムズ川が大きくS字状に屈曲する場所に存在する娯楽施設「ザ・O2(オーツー)アリーナ」の前で、目撃者はその日テムズ川沿いを走るロープウエー「エミレーツ・エア・ライン」に乗車中だった。そして、車窓の下を流れるテムズ川の真ん中に奇妙な生物の背中らしきものを発見、手にしていたスマートフォンでの撮影に成功したのだという。
動画では川を泳ぐ巨大な黒い影と、ごつごつした2つの黒いコブが波を蹴立てて動いていく様子が分かる。そしてやがて濁った水の中に潜っていって姿を消してしまうのだ。このコブについては背中であるという意見や、その少し前に小さな頭部があるのが見えるという意見も出ている。
目撃者は、自分が目撃したものの正体を知るべく、すかさずユーチューブに投稿。世界中で話題になった。そして、4月に別の人物が再び同様の生物の姿を撮影することに成功したのである。前回撮影されたザ・O2アリーナの対岸から撮られたと思われるこの動画には、大きく蛇行しながら撮影者の方に近づいてくる生物らしきものの姿が映っている。こちらもかなり大きなサイズであり、撮影者の方に近づくにつれ、波間から黒いコブないしは頭や背中の一部らしきものが判明するのだ。残念ながら、この生物もその後すぐに水に潜って姿を消してしまった。
そして、6月にはロンドンに旅行に来ていた人物が、水中に姿を現した巨大な生物らしき黒い影を写真に収めることに成功している。
この生物の正体については諸説あり、いずれの動画や写真についても合成を疑う意見が少なからずあった。しかし、どの撮影者も合成はしていないし、そういった技術もないと証言している。また、撮影者らは「大きなカメか、海から迷い込んだサメやイルカではないか」とも語っていた。
確かに、映像を見ると大きさがかなり違うものの、隅田川のケースと似ているようにも思われる。しかし、テムズ川の水深はあまり深くなく、過去には謝ってテムズ川に入り込んでしまったクジラの救出に失敗するというケースも存在している。
そこで、最近はあまり出現したという話を聞かなくなった「ネッシー」がテムズ川に引っ越したのだ、テムズ川なので「テッシー」だとする意見が出てきたりもしている。
もちろんテッシーは冗談なのだが、これほど正体不明の巨大生物が目撃されるということは、テムズ川にネッシーに次ぐ新たな未確認生物が誕生してしまったということになるかもしれない?












