来年1月2、3日に行われる第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の区間エントリーが29日に発表され、名門復活を目指す2校の〝駆け引き〟内容が明らかとなった。

 30年ぶりの優勝を目指す中大は、前回大会1区区間賞のエース兼主将・吉居駿恭(4年)を補欠に登録。前回大会は1区で吉居が飛び出し、一気に流れを引き寄せただけに、当日変更での起用法が注目される。

 2区は溜池一太(4年)、3区には本間颯(3年)を登録。前回大会と同じ形で流れを引き寄せるのが狙い。山上りの5区には全日本大学駅伝4区区間賞の柴田大地(3年)を配置した。

 中大はエントリー選手上位10人の1万メートル平均タイムが史上初めて27分台に突入した。前回大会は5位だったものの、全日本大学駅伝は2位。チームの底上げは順調に進んでいる。

 15年ぶりの早大は5区に〝山の名探偵〟こと工藤慎作(3年)を配置。2区は山口智規(4年)、3区には山口竣平(2年)を登録するなど、往路に堂々と主力選手を投入した。

 一方でルーキートリオの鈴木琉胤、佐々木哲、堀野正太はいずれも補欠登録となったが、当日変更で出走する可能性を秘めている。

 かねて花田勝彦監督は「うちの場合は往路で勝たないと、優勝につながらない。やはり、少なくとも前半は(早大カラーの)エンジに染めたい。山を終えて、どこまで貯金が作れるかが、勝つ上では大事になる」と分析。15年ぶりの優勝へ、どんな戦術で挑むのだろうか。