参政党が永田町の〝再生工場〟となってきた。

 参政党は25日、元自民党の中川俊直元衆院議員、元航空自衛官の宇都隆史元参院議員の政調会長補佐への就任を発表した。自民党出身者だらけの状況に神谷宗幣代表は苦笑したが、ワケあり元議員はまだまだ増える見込みだ。

 参院選で当選した梅村みずほ氏は元日本維新の会、安藤裕氏は元自民党の国会議員で党の躍進につながったが、選挙後も神谷氏のスカウト活動は止まらず、「このハゲーーッ」で世を騒がせた豊田真由子元衆院議員をボードメンバーに迎え入れれば、宮城県知事選で惜敗した元自民党の和田政宗元参院議員を口説き落とした。

 この日、スタッフ入りした中川氏は自民党の中川秀直元幹事長の息子で、2012年の衆院選で自民党から当選。週刊誌報道で女性スキャンダルが次々と明るみに出たため経産政務官を辞任。21年衆院選で無所属で出馬も落選し、政界引退していた。中川氏は一部報道を否定したものの「自らの不徳を恥じて、生きてきた。自らを律して、懸命に精進していきたい」と反省の弁を述べた。

 神谷氏は「本気で人生をかけて新しい党を作っている。(中川氏には)その気持ちは裏切らないでいただきたいとメッセージを送った。いろんなやらかしはいっぱいある。それで全員外していったら誰も残らない。失敗したらもう表には立てない社会は良くない」と再チャレンジの機会を与えるべきとした。

 党が急拡大する中、猫の手も借りたいほどで、議員経験者はこれ以上ない即戦力。神谷氏は「〝第2自民党〟じゃないかと揶揄されるかと思うが、そんなことは考えていない。自民党ができないこと、できなかったこと、強さ、良さを知っているので、新たな政党でやっていこう」と力説したうえで、「ほかにも声を掛けている方は自民党に限らず、いろんな政党にいる」とスカウトに動いていることを明かした。

 参政党はワケありや諸事情で永田町を去った元議員の受け皿になりそうで、再チャレンジの道が開かれているようだ。