参政党の神谷宗幣代表は26日に国会内で野党4党首によって行われた党首討論で、高市早苗首相に「スパイ防止法」について見解を求めた。

 合計45分間の党首討論は、衆院または参院で10人以上の所属議員を有する会派のトップが登壇できる。衆参所属議員の合計数の比率に応じて時間が配分され、立憲民主党の野田佳彦代表(28分)、国民民主党の玉木雄一郎代表(8分)、公明党の斉藤鉄夫代表(6分)と行われ、最後に登場した神谷氏の持ち時間はわずか3分間だった。

「いま国民は〝政治とカネ〟の問題や議員定数より国力が落ちて生活が苦しくなっていることに不満を持っていると思います。国民の情報や富を奪い、国に損害を与えている行為を止めたいと思い、われわれは昨日(25日)、スパイ防止法というものを案として提出した。高市総理大臣のスパイ防止法に対する構想の思いを聞かせてください」

 これに高市首相は「インテリジェンス、スパイ防止関連の法制を作らないといけない。スパイ防止関連の法制を作ることは、自民党の参議院選挙の公約にも書かせてもらいました。まずは基本法的なものや、外国代理人登録法やロビー活動公開法などについて今年検討を開始して速やかに法案を策定するということを考えております」と答弁を行った。

 続けて神谷氏は「失われた年、日本だけが経済成長をできませんでした。根本的原因、総理はなんだと考えておりますか。お聞かせください」と質問した。

「それはやっぱりバブルが崩壊して、そのときにですね、不良債権、金融システムの問題があり、リーマンショックもございました。そうした外的要因もあり、企業がお金をため込んでなかなか設備投資や人的投資など使えなかった、その状況が貧困を招いたと思っております」と高市氏が答えたタイミングで日本維新の会・浅田均委員長が「以上で神谷宗幣君の発言は終了しました」と神谷氏に討議の時間切れを告げた。

 議場は神谷氏が高市首相に何か言いかけようとしたところでの終わったことに一瞬、ざわついたが、大きな拍手が起きて党首討論が終了した。

 その後、神谷氏は国会内で開いた参政党会見の冒頭で「最後、時間があるつもりで手を挙げて待っていたら終わったと、ちょっとスペシウム光線を打てなかったウルトラマンだったと、最後、要領を得られなかったことは残念でした」とコメントした。