ヤクルトからポスティングシステムでMLB球団移籍を目指す村上宗隆内野手(25)の所属先がなかなか決まらない。

 当初は米メディアの間で大争奪戦、契約規模も日本の野手では史上最高を大幅に更新する「8年総額1億8000万ドル(約282億円)」との予想も立てられた。だが、時間の経過とともに高い三振率、守備に関する不安要素が相次いで報じられ、気づけば交渉期限の東部時間22日午後5時(日本時間23日午前7時)が目前に迫ってきた。

 20日(同21日)にはホワイトソックスとの交渉が伝えられたものの、情報は相変わらず断片的。米スポーツ専門サイト「アスレチック」では「短期契約」こそが交渉の決め手となる可能性も報じられていたが、米メディア「FANSIDED」はこの日、「村上にとっては悪い話に聞こえるかもしれないが、短期契約はむしろ幸運といえるかもしれない」と報道。その理由について「現時点で大きな関心を集めていなくても、MLBの投球を打ち崩し、守備でも十分な能力を示せば、FA市場に出た際には遅かれ早かれ途方もない契約を勝ち取れるだろう」とした。

 結果さえ残せば価値は何倍にも膨らむ。大谷翔平投手(31)もエンゼルスでメジャー初昇格した当初は最低年俸の54万5000ドル(約6200万円=当時のレート)。そこから前例のない投打二刀流でスターダムをのし上がり、FAとなってからドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円=同)を勝ち取った。

 同メディアは「MLBで通用することを証明すれば、この冬に誰もが予想した以上の金額を数年で稼げる可能性がある」と〝念押し〟。条件面を下げてでもまずは移籍先を確定させることが先決としたが――。