米国・WWEの〝美しき狂気〟ジュリアが、女子US王座奪回へ向けて貴重な1勝を挙げた。

 昨年9月にWWE入りしてから、第3ブランド・NXTで女子王座を奪取するなど結果を残して今年5月にはメインロースターに昇格。6月にゼリーナ・ベガから女子US王座を奪取し、異例のスピード出世を果たした。スマックダウンで順風満帆の王者ロードを歩んでいたが、11月に初代US王者のチェルシー・グリーンに2分足らずで丸め込まれ、まさかの王座陥落。その後はチェルシーに逃げまくられ、スマックダウンでの試合も組まれなかった。

2本のベルトを持ってジュリアを挑発するUS王者のチェルシー(©AbemaTV, Inc.)
2本のベルトを持ってジュリアを挑発するUS王者のチェルシー(©AbemaTV, Inc.)

 19日(日本時間20日)のスマックダウン(ペンシルベニア州ハーシー)では〝復権〟へ絶好の機会がやってきた。王者の仲間、アルバ・ファイアと一騎打ち。試合前のインタビューでは「チェルシーはベルトと雲隠れかあ? アルバはいったん片付ける。チェルシー、そろそろ逃げられねえぞ! アリべデルチ!(さようなら!)、またな」と言い切り、王者チェルシーにリターンマッチを迫った。

 リングインしてもアルバのセコンドに就いたチェルシーに突っかかり、気合満点。ゴングが鳴ると、いきなりドロップキックでアルバを吹っ飛ばし、またも場外のUS王者を挑発する。だが、執ように絡みすぎ、チェルシーに気を取られ、背後からアルバにパンチをくらって逆転を許す。

 元WWE女子タッグ王者のアルバは、かつて「ケイ・リー・レイ」の名でスターダムにも参戦した実力者だけに、強烈なDDTで叩きつけ、ジュリアを揺さぶる。だが、ジュリアはアルバの髪の毛をつかんで放り投げ、コブラツイストの体勢から相手の腰めがけてエルボーを連打。さらにローリングクレイドルで手玉に取った。アルバのスーパーキックを浴びると、すぐさま逆さ押さえ込みで逆転。すかさずアリベデルチでヒザを顔面にぶち込んだ。

アルバ・ファイア(手前)にノーザンライトボムを放つジュリア(©AbemaTV, Inc.)
アルバ・ファイア(手前)にノーザンライトボムを放つジュリア(©AbemaTV, Inc.)

 とどめは必殺のノーザンライトボムでマットに沈めて快勝。場外で騒ぎたてる王者チェルシーを指さした。相棒のアルバを倒し、再戦の権利は得た。ジュリアのベルト奪回への意思は揺るぎない。

 この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。