ポスティング市場に現段階とはいえ、はっきりと1つの〝結論〟が出た。米移籍専門サイト「トレード・ルーマーズ」によると、韓国プロ野球(KBO)キウム・ヒーローズからポスティングシステムでMLB挑戦を目指しているソン・ソンムン内野手(宋成文、29)が18日(日本時間19日)、パドレスと3年契約で合意。米メディア「ファンサイデッド」のロバート・マレー記者がX(旧ツイッター)に投稿したところによれば、3年契約の総額約1300万ドル(約20億4000万円)規模とされ、身体検査を残すのみだという。
韓国メディア「聯合ニュース」も、ソンが交渉期限を前に米国へ渡航したと報道。11月にポスティングされて以降、交渉は静かに進んでいたが、米東部時間21日午後5時(同22日午前7時)の期限直前で一気に話がまとまった形だ。これでソンは、カン・ジョンホ氏(姜正浩・38=元パイレーツ)、キム・ハソン(金河成・30=ブレーブス)、イ・ジョンフ(李政厚・27=ジャイアンツ)らに続くヒーローズ出身6人目のMLB選手となる見通しとなった。
興味深いのは、そのタイミングだ。日本では同じポスティング制度でMLB移籍を目指すヤクルト・村上宗隆内野手(25)を巡り、各球団の動きが鈍く「停滞感」が強まっている。米東部時間22日午後5時(同23日午前7時)が村上とMLB球団の交渉期限。候補として10球団前後の球団名が今も派手に挙がるものの、具体的な進展は乏しいのが現状だ。
一方、韓国メディアは冷静だ。「大物でなければ、契約は期限ギリギリが普通」とし、過去のポスティング申請者であるリュ・ヒョンジンやキム・ヘソンらの「秒読み契約」を引き合いに出してきた。そして結果的に見立て通り、ソンは期限前に決着をつけた。
対照的に、韓国メディアや韓国ファンの一部は「同じポスティングでも、ソンムンよりはるかに村上の方が危機的立場」とまで指摘する。年齢は村上の方が若く、数々の実績を残しているとはいえ、守備レベルの低さや安定性を欠く打撃のムラ、適応リスクなど評価の大きなズレが明暗を分け始めているという見方だ。
現時点ながらも、同時期に市場に出た日韓スターのコントラストは鮮明だ。期限まで残された時間はわずか。次に決断を迫られるのは日本の大砲か、それとも――。ポスティング市場は、刻一刻と結末へ向かっている。












