緊張に打ち勝った。2026年ミラノ・コルティナ五輪最終選考会を兼ねたフィギュアスケートの全日本選手権初日(19日、東京・国立代々木競技場)、女子ショートプログラム(SP)が行われ、島田麻央(木下グループ)は79・33点で2位。首位発進の坂本花織(シスメックス)と0・1点差で21日のフリーを迎える。
22年ぶりとなるジュニア勢の日本一へ、島田が最高のスタートを切った。冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)など3本のジャンプをすべて着氷。スピンとステップも最高難度のレベル4でそろえた。「ただただびっくりしたけど、こうやって一番いい形で笑顔で終えることができた」と頰を緩めた。
試合前は緊張感に襲われるも、6分間練習後のアクシデントで落ち着きを取り戻した。「回転練習で手を上げたら天井が低かったので、手をぶつけてしまった」と苦笑いするも、想定外の出来事によって無駄な力が抜けた。トリプルアクセルでは1・71点のGOE(出来栄え点)を獲得し「思い切って跳ぶことができたので、成功につながった」と振り返った。
21日のフリーはトリプルアクセルと4回転トーループを投入予定。4回転トーループの調子は直前まで良くなかったというが「会場で昨日飛んだ時に、結構いい感触だった。明日、明後日もいい感触で跳べたら。4回転は高さがないと回りきれないので、しっかり上がっていたら自分的にいい感覚だなと思っている」と復調傾向だ。
今季限りで引退する坂本とは今大会が最後の対戦となる。日本のエース撃破へ、大技を決めきることはできるか。













