東京・上野動物園の双子のジャイアントパンダ、シャオシャオとレイレイが来年1月下旬に中国に返還されることが発表された。発表後初の開園となった16日、同園には早朝からパンダを見ようと多くの人が詰めかけた。

 2頭とも竹を頬張り、愛くるしい姿を見せた。またシャオシャオが展示室から屋外に出てくると来園者から歓声が上がった。シャオシャオとレイレイは別展示となっており、それぞれ3時間待ちとなっている。

 鈴木仁飼育展示課長は2頭の返還について「元気に育った。中国に旅立って行くことに一抹の寂しさはありますけど、うれしく思います」と笑顔を見せた。鈴木課長は2頭が誕生した2021年に東園の飼育展示係長として現場の職員をサポートし、飼育舎の中で生まれた瞬間を見守っていた。「シャオシャオとレイレイは上野動物園で生まれた初めての双子のパンダ。健康に育てることは本当に大変だったんですけど私たちに色々な喜び、驚きを与えてくれました」と感慨もひとしお。

 今年6月、和歌山県白浜町の「アドベンチャーワールド」で飼育されていた4頭が中国に返還。現在、国内唯一のパンダだったシャオシャオとレイレイの返還で日本からパンダがゼロになる。

 日中関係の悪化もあり、再び日本でパンダが見られるかは不透明な状況。鈴木係長は「いつ新しいパンダが入ってきても大丈夫なように保持していく」とパンダの飼育スペースを保持していく考えを示した。