〝鬼門突破〟の要因とは――。J1昇格プレーオフ(PO)決勝(13日、フクアリ)、J2で3位の千葉が同4位の徳島を1―0で下し、2009年以来17年ぶりのJ1復帰が決まった。
これまで千葉は昇格POに5度出場し、いずれも敗退。7日の準決勝で同6位の大宮に、0―3から後半に4ゴールを決めて逆転勝利を収め、決勝に進出した。
悲願のJ1復帰に、MF杉山直宏(27)は「スタメン11人だけではなく、ベンチ入りした選手や入れなかった選手も、それぞれが自分にベクトルを向けて、毎試合準備をしていたことが一番大きな要因だったと思う」と分析する。
さらに「POに行ったシーズンもあるけど、あと一歩で負けていた。それを経験した選手が、大宮戦で劇的な勝ち方をした後も気を緩めず、次の試合に勝つまで何も成し遂げていないのをみんなが理解していた」と、大一番での勝因を挙げた。
また、主将のDF鈴木大輔(35)によると、試合前に小林慶行監督から「気持ちは熱く、頭は冷静に」との指示が飛んだという。その上でキャプテンは「自分たちも高ぶる気持ちがあったけど、いつも通りというか。やるべきことをやることで、今日は冷静に試合を進められた」と振り返った。
17年に千葉に加入し、レンタル移籍を経て20年から復帰したDF高橋壱晟(27)も「準決勝でああいう勝ち方をしたけど、みんながすごく落ち着いて決勝を迎えられた」と証言した。
チーム一丸となって慢心せずに戦い続け、大舞台への切符を手にした。












