全日本プロレスの暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」を制した綾部蓮(28)が〝世界進出〟に意欲を見せた。タロース(34)との合計身長413センチのタッグ「タイタンズ・オブ・カラミティー(ToC)」で初優勝し、世界タッグ王座の挑戦権も獲得。規格外の高さを武器に全日本で敵なしとなった高身長コンビの野望とは…。

 Aブロックを4勝1敗で勝ち抜いたToCは、10日の後楽園大会での優勝決定戦で現世界タッグ王者のザイオン&オデッセイと対戦。4人が激しくぶつかり合う肉弾戦となったが、最後は綾部がザイオンをデスルーレットで沈めて歓喜の瞬間を迎えた。

 今リーグ戦を通じ、身長2メートルの綾部と2メートル13センチのタロースの高さは他チームを圧倒。ジュニア戦士コンビのMUSASHI、吉岡世起組に文字通り足をすくわれる1敗こそ喫したが、戦いを振り返って綾部は「手応えは完ぺきに近いかな、と。夢か現実か分からない1敗はしましたけど、全試合において内容的に圧倒した自負があるんで」と胸を張った。

 もちろんこれからもタロースとのコンビで戦い続けるとして「今後も圧倒し続けるだろうなという手応えは確実につかんでます」と涼しげに話す。まずは年明けにもザイオン、オデッセイ組と再戦して世界タッグ王座奪取を目指す。その先を見据えこう続けた。

「世界タッグを取る自信はもちろんありますし、その先も全日本内で全タッグチームを蹴散らしていくつもりです。ただ、2メートルオーバー同士のタッグって世界を見てもなかなかいないと思うんです。だから個人的には、タロースとのタッグで日本を越えて世界を見てもいいんじゃないかと思ってます」

 確かに合計413センチの高さは、いるだけで説得力が抜群だ。国内のみならず海外でも観客を驚かせることができるだろう。綾部は「個人的にも〝まだ見ぬモンスターたちと戦いたいな〟というのがあるんですよね。そういう相手と戦うのが自分一番ワクワクするんです」と胸を躍らせる。そのためにも「世界タッグのベルトが必要ですよね。通行手形になると思うので」と鼻息を荒くした。

 最後に綾部は「会ったこともないような〝化け物〟を圧倒して、我々の強さを世界中に証明していきたいです」。巨大な夢をかなえるためにも、このままベルト奪取につなげたいところだ。