ヘンリー王子が立て続けにドナルド・トランプ米大統領の移民政策を揶揄する発言をして注目を集めている。英紙ミラーが8日、報じた。
ヘンリー王子は、米サンタモニカで現地時間5日に開催された英米ビジネス協議会(BABC)の会合に出席した際に同主旨の発言をした。一方、トランプ大統領は同日、ワシントンで行われた2026年ワールドカップ(W杯)北中米3か国大会(米国、カナダ、メキシコで開催)の組み合わせ抽選会に出席していた。
ヘンリー王子はイングランドとスコットランドの両代表が来年のW杯への出場権を獲得したことに触れ「来年は、より多くのイギリス人を大西洋の向こうからお迎えできることを楽しみにしています」と述べつつ「彼らが行儀よく振る舞い、税関とICE(移民税関検査)を通過できればの話だが」と揶揄して聴衆の笑いを誘った。続けて「イギリス軍は勝利に飢え、喉が渇いてやってくる」と語った。
トランプ大統領が反移民取り締まりを開始して以来、米国の移民関税執行局(ICE)はここ数週間、全米で大きな話題となっており、ICE職員は全米各地で強制捜査を強化している。ヘンリー王子は先週に放映された米人気コメディ番組「レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア」に出演し、人気映画「クリスマス・プリンス」のオーディションを受ける本人役を演じたが、この番組もトランプ大統領を揶揄する内容だった。
コルベアがアメリカの「執着」という考えに反論すると、ヘンリー王子は「本当? 君は王様を選んだと聞いたよ」とジョークを飛ばした。これは明らかにトランプ政権に対する「王様不要論」運動を指していた。
ヘンリー王子は、5年前にメーガン妃と共に王室の公務を辞め、アメリカに移住する決断をして以来、トランプ大統領から長い間非難されてきた。
今年2月にトランプ大統領はヘンリー王子の国外追放を否定し、メーガン妃については「彼を放っておこう。彼は妻と十分な問題を抱えている。彼女はひどい」と痛烈に批判した。ヘンリー王子は翌日、インヴィクタス・ゲームズでの演説で「世界の道徳心の弱さ」という言葉で反撃していた。今回の発言はトランプ大統領を刺激することが懸念されている。












