全国各地でクマの目撃が相次ぐなか、北海道北部の苫前町で25日、体長1・9m、体重約400キロの巨大グマが箱わなにかかっているのが見つかり、駆除された。
同じ場所では、11日から12日にかけて、丸々と太った推定400キロの巨大グマが撮影されていた。箱わなに仕掛けられたシカ肉を食べようと、人間が2~3人がかりで押してもビクともしない約300㌔の箱わなを押し倒す様子が捉えられていた。わなの外に落ちたシカ肉を食べ、わなにかかることなく立ち去っていた。関係者は映像のクマと同一の個体とみている。
SNS上では「猟友会の方々、関係者の方々に本当にお世話になります」「やはりベテランの手慣れた猟銃の腕前が必要だと痛感する」といった猟友会への感謝の言葉が寄せられていた。
石川県白山市でも同日、柿の木に登っているクマが見つかるなど目撃情報は後を絶たない。クマの目撃情報が増える一方で、猟友会だけではクマ対策を担いきれないのが現状だ。
岩手県では狩猟免許を持ってクマ捕獲を担当する県職員「ガバメントハンター」の雇用に乗り出した。国も災害級被害と位置付けクマ対策に力を入れている。9月からは市街地など人の生活圏にクマなどの野生動物が出没した場合に市町村長の判断で猟銃を用いて捕獲を行える「緊急銃猟」の制度が始まった。また、警察官がライフル銃を持ってクマ駆除をできるようになった。
しかし、猟友会関係者は「警察官にライフル銃を持たせる話が出ているけど、警察官はクマがどう動くかなんて知りません。対人でしか訓練をしてない。猟友会以外の人でクマを撃てるかというと、山を知らなくて動物を知らない人は鉄砲だけを撃つことができても役には立たない。山を知り、動物を知る猟友会しか鉄砲を撃つことは難しい」と指摘する。
猟友会との連携を頼りにするしかない。












