ドジャース・大谷翔平投手(31)が24日(日本時間25日)、来年3月に開催されるWBCへの参戦を正式表明した。

 自身のインスタグラムから突然発せられた知らせに大きな盛り上がりを見せている一方、各国の一流選手が集まるドジャースは困った問題に直面しつつある。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」(電子版)は、大谷の電撃表明を伝えるとともに「ドジャースのロースターにはスター選手が多数在籍しているため、来春のWBCに複数選手が参加する可能性が高い」と報じた。

 ドジャースの目標はワールドシリーズ3連覇。今年は連覇を成し遂げたものの、最長となる第7戦までもつれ込んだためオフの期間は必然的に短くなった。加えてWBCに出場する選手は来季開幕よりも約1か月前倒しで調整する必要があり、ますます疲労回復と強化に充てる時間が少なくなる。当然、162試合のペナントレース、その先に待つポストシーズンとV3への影響は避けられなくなってくる。

 同紙は現状のドジャース勢について「過去の出場実績」に基づき、一塁手のフリーマンはカナダ代表、正捕手のスミスと遊撃手のベッツは米国、キム・ヘソンとエドマンは韓国、T・ヘルナンデスはドミニカ共和国の代表として「出場する可能性が高い」とした。

〝当確〟の6選手にとどまらず「救援投手のグラテロル(肩の手術からの回復で2025年シーズンを欠場)とFAの内野手、ロハスはベネズエラ代表候補だ。先発投手のスネルとグラスノーはこれまで出場経験はないが、米国代表候補となる可能性もある」と伝えている。

 参戦表明した大谷と前出の6選手、候補とした4選手で11人。さらに山本由伸投手(27)と佐々木朗希投手(24)が日本代表に名を連ねれば、これだけでも13人の〝大量派遣〟となる。

 同紙は「山本と佐々木も2023年の日本代表の一員であり、WBC連覇を目指すチームへの参加を求められる可能性が高い」との見通しを示した上で「ただし、ドジャースとしてはワールドシリーズMVPの山本がシーズンで球団最多となる173回2/3を投げ、さらにポストシーズンで37回1/3を投げ込んだことを考慮し、彼の参加を望まないだろう」と憂慮した。

 ロバーツ監督は日本の3選手について個人の意向を尊重する姿勢を見せていたが、WBCに出場した選手がシーズン途中で軒並み息切れされては本末転倒。スター集団ならではの悩みが続くことになりそうだ。