6月3日に89歳で死去した巨人・長嶋茂雄終身名誉監督のお別れの会「ミスタージャイアンツ 長嶋茂雄 お別れの会」が21日に東京ドームで開催され、阪神タイガースファンとしても知られる高市早苗首相が追悼のビデオメッセージを送った。

「長嶋さんが今を生きる人々にもたらした計り知れない影響、後世に残された数えきれない功績、心から感謝の念と敬意をささげたいと思います。闘志むき出しのプレーからは勇気を、何事にも前向きに取り組み姿勢からは夢を、ユーモラスな語り口からは希望を多くの方々が享受しました」と語った。

 さらに、「66年前のいわゆる天覧試合をはじめ、ここぞという時の勝負強さは多くの方に感動を与えました。プロ野球を国民的娯楽に押し上げた最大の功労者といっても過言ではないと思います。さらには後進の育成にも尽力され、松井秀喜さんをはじめ、長嶋さんのご指導を受けた方は国内にとどまらず海外に活躍の場を広げました。その系譜は先日、3年連続4度目のMVPの栄冠に輝いた大谷翔平選手をはじめ、日本人メジャーリーガーの皆様に脈々と引き継がれています」。

「政治の世界では、党派を超えて、という言葉がよく使われます。プロ野球の世界にもG党、虎党など、さまざまな呼び方がありますが、長嶋茂雄さんの誰にも愛されるお人柄はまさに、党派を超えて多くの方々を魅了しました」とミスターの存在感を称えた。

 2013年、政府は長嶋さんに「国民栄誉賞」を授与した。「当時の安倍総理は戦後最大のスーパースターとたたえています。長嶋さんが残された多大なご功績は永久に不滅です。結びに、長嶋茂雄さんに心からの哀悼の誠をささげますとともに、天国から今後の野球界を見守り続けられることを祈念申し上げます。まことに、ありがとうございました」と締めくくった。