金星量産だ。大相撲九州場所6日目(14日、福岡国際センター)、横綱豊昇龍(26=立浪)が幕内若元春(32=荒汐)のはたき込みに屈し、初日に続いて2個目の金星を配給。早くも2敗に後退して横綱初優勝に暗雲が垂れ込めている。
豊昇龍は立ち合いで頭を下げて突っ込むと、若元春の左変化についていけず、つんのめるように両手を土俵についた。取組後は報道陣の取材を拒否。師匠の立浪親方(元小結旭豊)は「(相手の変化は)頭に入ってなかったね。切り替えてやっていくしかない」と弟子の奮起を促した。
横綱5場所で10個目の金星配給。1場所平均2個は、栃ノ海の1・94個(横綱在位17場所で33個)を上回る〝歴代ワースト〟のペースだ。元三役の中堅親方は「金星をあげすぎだ」と苦言。現役時代に貴乃花や朝青龍、白鵬らと対戦した親方衆であれば、金星獲得は簡単ではないという共通認識がある。過去には横綱を倒してうれし涙を流した力士もいるほどだ。その時代に比べれば、今の豊昇龍の姿は金星の〝大安売り〟と映っている。
かたや、連覇を目指す横綱大の里(25=二所ノ関)は初日から6連勝で単独首位。両横綱の実力差は広がる一方だ。












