MLBのサイ・ヤング賞が12日(日本時間13日)に発表され、ナ・リーグではパイレーツのポール・スキーンズ投手(23)が初の栄冠に輝いた。

 スキーンズはメジャー2年目となった今季は32試合、187回2/3に登板して10勝10敗、防御率1・97。216三振を奪い、最終候補に残った山本(ドジャース)、サンチェス(フィリーズ)を破って頂点に立った。

 一方、怪物右腕が所属するパイレーツは低迷。今季も71勝91敗と大きく負け越し、優勝争いからも脱落していた。そんなチーム状況とあって、米メディアの間では昨年の新人王を巡るトレード情報が少なからず駆け巡っていた。

 米スポーツ専門サイト「アスレチック」などはベン・チェリントンGMが口にした言葉を報道。有望な若手選手を多く抱え、資金も潤沢な球団からすればスキーンズはまたとない逸材だ。同GMは「よく問い合わせがあります」と他球団からオファーがあったことを率直に認め「(スキーンズを獲得したい)球団としては問い合わせなければならない。ですよね?」と理解を示した。

 ただし、放出するかどうかにはハッキリとこう答えている。「ポール・スキーンズは2026年もパイレーツでプレーする」。エース右腕がFAとなるのは2029年オフだ。当然、引く手あまたの状態は不変とみられるが、同GMは「この傾向は今後も続くでしょうが、答えは決まっています」とトレードの可能性を完全否定していた。