F1レッドブルの角田裕毅(25)が去就問題で最終局面を迎える中で、姉妹チーム・レーシングブルズのアラン・パーメイン代表が〝重大証言〟を行った。

 来季に向けてドライバーが未定なのはレッドブル・グループのみとなっており、決定時期とされる最終戦アブダビ・グランプリ(GP、決勝12月7日)に向けて角田の去就も大詰め。しかし前戦のブラジルGPでは完走中最下位となる17位に沈むなどアピール不発が続いており、残留に悲観的な観測も出ている。

 しかし、レッドブルG首脳陣が角田が〝有利〟となっている状況を示唆して脚光を浴びている。

 オランダのモータースポーツ専門メディア「レーシングニュース365」は、レーシングブルズのアラン・パーメイン代表の見解を報道。レッドブルGのドライバー編成について「来年のルールとは全く関係ない」とした上で、規則改正となる来季は経験あるドライバーが重要になると指摘。「常に重要だと思う。ジェームズ(ウィリアムズのボールズ代表)のような経験豊富なドライバーは常に必要だ。2人の非常に経験豊富なドライバーは、ほぼ毎週末好成績を収めている。だからといって、われわれのチームの実力が軽視されるわけではないが、経験が常に重要だ。スピードに勝るものはないが、それは明白だ」と経験の重要性を再三熱弁。レッドブルGでマックス・フェルスタッペンの来季シートは確定的で、その次に経験豊富なのが角田。他の選手はF1にフル参戦した経験はなく、経験が基準となるならば角田が断然有利だ。

 パーメイン代表が経験の重要性を強調する理由は、来季は大幅な規則改正が実施されて不確定要素が多いシーズンとなるからだ。長いシーズンを戦う上で、フィードバックやアクシデントなどの対処をスムーズにに行える経験こそが最も必要な要素という主張だ。「誰もが白紙の状態からスタートすると言えるだろう。誰もこれらのルールを経験したことがないんだ。膨大な量のシミュレーション作業が行われることになるだろう。それは確かにすでに進行中であり、シーズン終了後にはさらに増加する」と説明した。

 パーメイン代表の発言は、残留争いで角田有利を示唆しているとして注目の的に。英メディア「F1オーバーステア」は「レーシングブルズの代表は、2026年のシート獲得で角田裕毅がリアム・ローソンを上回っているという大きなヒントを出した」と指摘している。

 角田の去就がF1界の大きなトピックとなっている。