F1レッドブルの角田裕毅(25)の去就問題が大詰めを迎える中で、北米最高峰シリーズ「インディカー」のデイル・コイン・レーシング移籍説が加速している。

 レッドブル・グループとの契約が今季限りの角田は、重要局面を迎えた近走で低迷が続いており、残留は厳しい状況に陥っている。

 そうした中で最近はF1以外の選択肢もウワサされており、その一つがインディカー。その中でホンダが支援するデイル・コイン・レーシングも取りざたされていたが、ブラジル・グランプリ(GP)を終えたタイミングで同チームへの移籍話が再燃してきた。

 米モータースポーツ専門メディア「ビヨンド・ザ・フラッグ」は「レッドブルから落選した場合、角田裕毅の新たな着地点が浮上。F1での将来が不透明な中、彼はレーシングキャリアについて重大な決断を迫られるかもしれない」と伝えた。

「角田がレッドブルから契約を解除された場合、彼は何らかの形でF1への関与を維持する方法を模索する可能性が高いだろう。ホンダの支援を受け、アストンマーティンのリザーブドライバーとして、2027年にフルタイムシート獲得を目指す可能性もある」とした上で、それよりも有力なのは「大西洋を渡る可能性」と強調する。

「来シーズン、この日本人ドライバーがF1でフルタイムで走る可能性は低いですが、27年も競争力を維持するためには、フルタイムのレースシリーズに参戦するべきだ。そのため、インディカーも選択肢の一つとなる可能性がある」と指摘。その上で具体的なチーム名をズバリ強調する。

「25歳の角田にとって、デイル・コイン・レーシングが将来有望な選択肢となる可能性がある。ホンダの支援を受け、シリーズ最後の空席を抱えているため、双方の関心があれば移籍を確定させることはそれほど難しくない。角田は、元レッドブル・ジュニアのデニス・ハウガーに続いて加わることになる」

みんなと仲良く写真に収まる角田裕毅(ロイター)
みんなと仲良く写真に収まる角田裕毅(ロイター)

 角田のインディカー移籍はスムーズに事が運びそうだが、ネックになるのが〝片道切符〟となる公算が高いことだ。「角田がF1への関心を持ち続けている限り、移籍した場合、大きな懸念が一つ残る。F1からインディカーに移籍したドライバーは通常、F1に戻ることはできない」と北米行きを決断すればF1復帰は絶望的との見方を示した。

 角田は果たしてどのような決断を下すのか。