カブスの今永昇太投手(32)がFAになると4日(日本時間5日)に複数の米メディアが報じた。米スポーツ専門局ESPN(電子版)は「チームが2028年までの契約延長オプションを拒否した後、彼も来季の1500万ドル(約23億円)の選手オプションを拒否し、FAになる権利を獲得した」とした。

 移籍2年目が終了した今オフ、球団は3年の契約延長(総額5700万ドル=約87億5000万円)、今永は単年契約の選択権があったが、どちらも行使しなかったという。

 同電子版は「カブスは彼に26年のクオリファイング・オファー(QO)を提示できる。彼がそれを拒否して他球団と契約した場合、チームはドラフト指名権の補償を受け取ることになる。QOに関するカブスの決定は今週末までに下される予定だ」と伝えた。

 一方、米スポーツサイトのアスレチックは同日、「カブスが今永に1年2202万5000ドル(約33億8000万円)のQOを出すかどうかはまだ明らかではない」との見解を示した。

 今季は左太もも裏の張りで5月5日に負傷者リスト入りし、復帰は6月26日。復帰後の最初の7試合で防御率3・76、8月10日からの9試合で15本被弾。25試合で8勝9敗、防御率73・73。31被本塁打はナ・リーグワースト2位タイだった。

「10月、今永はワイルドカードシリーズでパドレスに敗れた試合ではまずまずの投球を見せたが、ブルワーズとの地区シリーズでは3回にノックアウトされ敗戦。カブスは第5戦で彼を先発させる代わりに、ブルペンデーを採用したが失敗に終わり、今永の将来に対する不確実性が浮き彫りになった」。球団側がオプションを行使しなかった背景を説明した。

 それでも同サイトはFA市場に出る今永について「実績と信頼を兼ね備えた先発投手の上位層に確実に位置づけられるだろう」と評価した。