日本維新の会の藤田文武共同代表が4日、記者会見し、税金還流疑惑を否定した。返す刀で疑惑を報じた「しんぶん赤旗日曜版」を発行する日本共産党や追及するフリーランス記者との〝開戦〟を宣言。共産党側は続報を予告しており、永田町に火の手が拡大する可能性も出てきた。
しんぶん赤旗日曜版(2日号)は藤田氏の公設秘書が代表を務める会社に藤田氏側がポスターやビラなど7年間で約2100万円を支出し、身内企業への税金還流と断罪していた。藤田氏は即座に疑惑を否定していたが、会見でも「弁護士等に相談したが法的には適正だが、公設秘書が代表を務める構図そのものが誤解や疑念を抱くのは真摯に受け止めたい。なんかペーパー(カンパニー)や中抜きとか失礼なことを言っている人がいますが、適正にやるという自負の中でやってきた」と話し、今後は秘書の会社への発注は行わないとした。
一方で、赤旗側は記者の名刺画像を藤田氏が投稿したことに謝罪や削除を求めているが、藤田氏は「(赤旗は)報道機関ではなく、非課税で事業をされている政治活動。公平な報道ではなくて、政治的主張です。ですから共産党に対して、何か質問されても答える義務がないという認識」とシャットアウト。また、フリーランスのジャーナリストが公設秘書の自宅兼会社マンションを訪れたことを問題視し、秘書側が不法侵入の疑いがあるとして、警察に通報したことを明かした。
藤田氏が強気なのは理由があるという。「問題となるのは中抜きやキックバックがあるかどうかで、もし藤田氏が秘書からカネを受け取っていたとなれば、議員辞職ものだが、本人は否定しており、秘書の会社にお小遣い稼ぎをさせていたようなものでしょう。藤田氏に限らず、公設秘書や身内の会社にビラやポスター、ホームページ運営など何かしらの業務を発注するのは与野党問わずにやっているところが多い。火の粉が飛んでこないか心配している議員は多いハズ」(永田町関係者)
維新の吉村洋文代表は3親等以内の親族への支出を禁じている内規を今後は秘書にも拡大していく方針を示したが、藤田氏は「線引きは難しい。私設秘書、後援会の会長、奥さん名義だったらいいのか。親族がやっている飲食店で経費計上してはいけないのかとなる」と話し、このテーマはこれ以上、深入りすれば全体に波及し、収拾がつかなくなるとみている。
なんとか第一撃はかわした格好となった藤田氏だが、共産党の田村智子委員長は先週の会見で、赤旗が追撃の準備を進めていることを予告している。さらに維新創設者の橋下徹氏も藤田氏を徹底追及しており、この日もXで「身内企業がいくらの差額を取ったのかも明らかにしない。権力者として、こりゃあかんわ」などとこき下ろした。発信力の高い橋下氏だけに藤田氏が苦慮する事態は避けられない。
さらに永田町では高市政権に〝文春砲〟が炸裂するとの話で持ち切りとなっている。
「文春編集長がニュースレターで『まだ言えませんが(笑)、ある政治家のスキャンダルを極秘チームが追っています』と予告しています。高市政権の発足後、高市首相や閣僚、連立を組んだ維新議員の身体検査を進めているとみられ、先週号は合併号で休みだった。早ければ今週飛び出すのではないかと与党側は戦々恐々としていますよ」(同)。権力側は赤旗砲、橋下砲、文春砲と息つくヒマもないようだ。












