柔道の講道館杯全日本体重別選手権最終日(2日、千葉ポートアリーナ)、男子100キロ超級で2024年パリ五輪代表の斉藤立(23=JESエレベーター)が大会初制覇。決勝では昨年の全日本選手権覇者・中野寛太(25=旭化成)と対戦し、延長戦の末に優勢勝ち。昨年10月の首の手術から復帰後、初めての優勝を果たして復活を印象づけた。

 パリ五輪では個人戦5位、混合団体決勝のフランス戦ではテディ・リネールに2敗を喫し、銀メダルに終わった。斉藤は「日本を背負って立つような柔道家ではなかった」と当時を振り返る。

決勝で中野寛太(右)から有効を奪った斉藤立
決勝で中野寛太(右)から有効を奪った斉藤立

 涙で終えたパリ五輪から再び歩み始めた23歳は「根こそぎ一本取りにいく柔道」を理想に掲げる。復活優勝には「形が崩れてもしぶとく、しつこくやれた」と収穫を口にした一方で「理想とする柔道家には人間、実戦的にもまだまだ。こんなもんでは納得できない」と辛口に自己評価した。

 28年ロス五輪には「本当の意味で日本を背負う選手になって、必ず金メダルを取る。そのために3年間やるべきことをやる。だから毎日、今が一番大事という気持ちで過ごしている」。悲願の頂点に上りつめるまで、自己鍛錬を続けていく。