【カップめん評論家taka :a激推し!トレンド最前線】大人気ブロガーがカップめんの〝推せる新作〟を徹底解説する好評企画。今回もカップめんファンならぜひ味わっていただきたい商品揃いです!

 HIKAKINさん監修 満を持する完全新作も登場!

【コスパはライバルにとって脅威となり得るステータス】東洋水産「マルちゃん ごつ盛り わかめ醤油ラーメン」(オープン価格)

10月20日発売
10月20日発売

 即席カップめん業界における「わかめラーメン」といえば、1983年(昭和58年)6月の発売以来、現在はエースコックを代表するロングセラーとなった例の商品に他ならない――。それはもはや周知の事実となっているわけですが、2023年10月にオープン価格のブランド「ごつ盛り」から期間限定フレーバーとして「わかめ醤油ラーメン」を展開した東洋水産。後者が表立って打倒エースコックを掲げているわけではないけれど、大型カップめんの元祖「スーパーカップ1.5倍」と「でかまる」の関係しかり、まったく意識していないとは言わせません。

カップめんの魅力を素直に楽しみたい
カップめんの魅力を素直に楽しみたい
こちらはエースコック「わかめラーメン」
こちらはエースコック「わかめラーメン」

 ごつ盛りの「わかめ醤油ラーメン」は、前述の2023年10月から“ご好評につき”3年連続でリリースされているため、その背景からして人気の高さを物語っているのですが、そういえば真剣に向き合ったことはなかったなと。かくして今年はエースコックの「わかめラーメン」とガチめに比較してみた結果、めんの品質やスープのコク、わかめ・ごまの存在感など、いずれもエースコックに軍配を上げざるを得ませんでした。しかし、めん90gの大盛り仕様でありながら、レギュラーサイズのカップラーメンと同じ…いや、それ以下の販売価格を実現している「ごつ盛り」のコストパフォーマンスはライバルの「わかめラーメン」にとって脅威となり得るステータス。品質に関しても安かろう悪かろうではない、カップラーメンだからこそのチープな魅力が素直に楽しめる仕上がりだったので、筆者は高く評価しました。あえて味の詳細については語りません。しかし、エースコックの「わかめラーメン」とは方向性が違うため、その差を意識しながら食べ比べを興じていただきたい一杯です。

【“うまみの余白”に原価との戦いが垣間見えた!】セブン-イレブン「辛みそきん」(299円+税)

10月25日発売
10月25日発売

 セブン-イレブンで再販が決定するたびに、個数制限と転売騒動でSNSがザワつくHIKAKIN(ヒカキン)さん監修のカップラーメン。従来の「みそきん」は、今年5月24日発売品をもって「新みそきん」に生まれ変わり、それも各方面から注目されていたのですが、満を持する完全新作の“辛いみそきん登場”ということで、久々に同シリーズと向き合うことになった筆者。

思い切った辛さに本気を感じました
思い切った辛さに本気を感じました

 個人的にスープを口に含んだ瞬間から余韻に至るまで“うまみの余白”が気になったので、作り込みは通常の「みそきん」に分があると感じたけれど、キッズ層のファンも多く抱えているHIKAKINさん監修の商品にしては思い切った辛さに本気を感じた次第。また“うまみの余白”に原価との戦いが垣間見えていたので、そこには胸を打たれました。やや値段は張りますけど、話題性に感けた商品でないことは確かです。

【とにもかくにも“驚もちっ麺”が素晴らしい】エースコック「ぶっとメン 濃辛タンメン 大盛り」(285円+税)

10月27日発売
10月27日発売

 ぶっとメンとは、エースコックの独自技術「極太!多加水真空仕立て麺」による極太めんを特徴としたシリーズで、昨年10月7日発売の「スタミナ豚骨醤油ラーメン」が第1弾。その続編として登場したのが「濃辛タンメン」ということで、1年越しの新作になるのですが、まず驚いたのが“驚(きょう)もちっ麺”の仕上がり。昨年は序盤の戻りムラが致命的で、それこそ食べ始めは中心部がパッキパキ。そこだけが勿体無いとブログでも評価していたのですが、第2弾となる「濃辛タンメン」は戻りムラを克服し、なおかつ干うどんを茹で上げたような臨場感が楽しめるクオリティの高さ。

〝ストロングテイスト〟を体現したスープ
〝ストロングテイスト〟を体現したスープ

 スープはエースコックらしい構成で新鮮味こそなかったけれど、鋭い辛さと濃いめの味付けでもう一つのコンセプトに掲げていた“ストロングテイスト”を体現。とにもかくにも“驚もちっ麺”が素晴らしかったので、それを確かめるためだけに買っても損ではないです。

【そもそも「アヒ・デ・ガジーナ」とは何ぞや】日清食品「カップヌードル ペルー式チキンのクリーム煮込み味」(236円+税)

10月27日発売
10月27日発売

 いつもの「カップヌードル」とは違う、変わった味わいで女性を中心に支持されている「世界のカップヌードル」より、世界一美食の国「ペルー」を代表する名物料理「アヒ・デ・ガジーナ」を再現した新作が登場ということで、そもそも「アヒ・デ・ガジーナ」とは何ぞやと。特徴を要約すると“鶏むね肉とアヒ・アマリージョ(ペルー料理で頻繁に使用される黄色い唐辛子)を使用した煮込み料理”なので、筆者をはじめピンと来ない方も少なくないかと思いますが、それをイメージした本商品の見所はスープの香り。赤唐辛子でも青唐辛子でもない“黄色い唐辛子の香り”が漂ってくるため、そこに強い個性を感じました。

黄色い唐辛子の香りは個性的
黄色い唐辛子の香りは個性的

 その半面、味は…まぁ、ふつうにおいしい程度。そもそも再現度が低いのか、それともカップヌードルとの相性が悪いのかは定かでないけれど、全体的にピンボケしているように感じたので、けっきょく何味なんだこれw みたいな。でもでも、黄色い唐辛子の香りは個性的でした。とりあえず同シリーズの「シンガポール風ラクサ」よりも難解なので、解明に励んでみる価値はあると思います。

 各商品の詳しいレビューはブログ「本日の一杯 -Cupmen review blog-」参照。

 ※表示価格は発売時のメーカー希望小売価格です。スーパーなどでの販売価格は希望小売価格よりも安くなるケースが一般的ですが、コンビニでの販売価格はメーカー希望小売価格+8%を目安にしてください。