【カップめん評論家taka :a激推し!トレンド最前線】 大人気ブロガーがカップめんの〝推せる新作〟を徹底解説する好評企画。今回ピックアップした5品、いずれも強烈な個性を持った商品揃いです!

前代未聞!魚好き必見‼ DHA101mg

【マグロエキスにマグロパウダー、そしてマグロブシパウダー、さらに魚油も】 エースコック「豪快あら炊き まぐろのかぶとだし仕立て 濃厚魚介塩ラーメン」(278円+税)


 まるか食品のペヤングほどではないけれど、大手他社が真似できないような攻めのスポット商品を定期的に展開しているエースコック。しかし、今回の「豪快あら炊き」はインパクト任せのフレーバーではありません。

マグロの主張がすさまじい
マグロの主張がすさまじい

 まず「まぐろのかぶとだし仕立て」という時点で着眼点が普通ではないのですが、よくある素材と比較して汎用性の低いマグロエキスやマグロパウダー、さらにマグロブシパウダーや“DHA含有魚油”まで配合し、この業界では異例のDHA101mgを訴求した前代未聞のカップラーメンを新規に開発。実際の味わいもマグロの主張が凄まじく、その頭を丸ごと乳化するまで炊き出したような味わいから、タイトルの「豪快あら炊き」を見事に表現していました。かやくは…まぁ、なんというか他に手はなかったのか? ってくらいコストカット丸見えの内容だったんですけど、このスープは魚好き必見。逆に苦手な方は手を出さないでください。危険です。

 【思わずライス片手に頬張りたくなる】エースコック「超大盛りスーパーカップ 横浜家系豚骨醤油ラーメン」(298円+税)


 1988年(昭和63年)7月25日の発売以来、大型カップめんのパイオニアとして重要なポジションに位置しているスーパーカップ。人間は√2(1.414213~)以上の差が生じると明確な違いを感じる、その計算式から「ルート2の法則」を導き出し、カップラーメンの標準的なボリューム(めん60g)比1.5倍が大盛りの適量と定義されました。

130gのボリュームは必見
130gのボリュームは必見

 しかし、その法則を覆す“めん130gの超大盛り仕様”を実現させたのが本商品。横浜発祥の家系ラーメンを意識した、鶏油の主張が激しいショッパめのスープと焼き海苔のコンビネーションで正統派に近いテイストを演出。おもわずライスを片手に頬張りたくーーいや、それを共に食す余裕があるのかどうかについては各位のキャパ次第になりますし、めんの方向性は家系に寄せる気ゼロだったんですけど、このボリュームは一見の価値ありです。

 【太めんと食べ応え抜群の大量キャベツ】エースコック「超大盛りスーパーカップ 濃厚豚醤油ラーメン」(298円+税)


 さらに同日、コロナ禍で爆発的にヒットした“二郎インスパイア系”のフレーバー「濃厚豚醤油ラーメン」も展開してきたエースコック。どうせ「横浜家系豚骨醤油ラーメン」と同じフライめんを使ってコストを浮かせてるんでしょ? などという筆者の浅はかな予想とは裏腹に、こちらには耐久性のある太めんを合わせ、かやくに弱いスーパーカップのイメージをひっくり返す大量のキャベツで具材の食べ応えにも余念なし。

 スープはよくある感じの味わいですが、それだけにイメージしやすいかと思います。ちなみに昨年から「超大盛りスーパーカップ2.0倍」(めん120g)の新作も定期的に出しているエースコックなんですけど、2.0倍のメーカー希望小売価格は一律348円(税別)だったのに対し、今回の超大盛り(めん130g)は298円(税別)で世に送り出しているため、その値段設定にも驚かされました。そう考えると2.0倍けっこう高いな‥‥。

 【食後の室内に独特の余韻を残すクサさ】東洋水産「推しの一杯 魁龍 どトンコツ」(333円+税)


 推しの一杯とは、マルちゃんの東洋水産が自信を持ってオススメする、全国各地の人気ラーメン店とのコラボをコンセプトに据えたブランドで、昨年3月13日発売の「環2家」監修商品からスタート。以降は「彩未」「横綱」「夢を語れ」「大喜」らが名を連ねていたのですが、その最新作となる本商品では“昔ながらの久留米とんこつスタイル”を貫き通す博多の銘店「魁龍 博多本店」と初タッグ。

「呼び戻し」想起させる熟成感
「呼び戻し」想起させる熟成感

 パッケージには「荒ぶるクサさと旨さの濃厚ど豚骨」などと書いてあるけれど、基本的に万人ウケを狙う傾向があるマルちゃんなので、おそらく今回も他社と比べて大したことないだろうと思いきや、なんのなんの。やわらかさにこだわっている店舗の“ずんだれ”をイメージした(らしい)ノンフライめんに臨場感はなかったものの、同社きってのクサさを誇るスープの香りは強烈で、それこそ食後の室内に独特の余韻を残すレベル。さらに味わいでも久留米の伝統技法である「呼び戻し」を想起させる骨髄っぽい表情や熟成感まで打ち出しているため、豚骨のクセがネガティブでなければ、むしろ好きな方は是が非でもお試しください。

 【マルちゃんが辿り着いた王道広東風とろみ醤油】東洋水産「でかまる きくらげ玉子炒め風旨コク醤油ラーメン」(271円+税)


 そんな“らしからぬ”インパクトを放ってきた東洋水産ですが、町中華の定番メニューとして人気を博している「きくらげ玉子炒め」いわゆる木須肉(ムーシーロー)の味わいをイメージした「でかまる」の新作はポジティブな意味で優等生。

町中華の定番メニューを〝再現〟
町中華の定番メニューを〝再現〟

 ごま油とオイスターソースを効かせたスープの方向性は“これぞマルちゃんが辿り着いた王道の広東風とろみ醤油”とでも言わんばかりの硬派なフレームワークで固め、具材の味付挽肉・たまご・きくらげ・チンゲン菜も大盛りバケツ型の容器に負けないボリューム感を確保。過去に「もやし中華そば」や「濃厚もやしタンメン」など、町中華のメニューを思わせるスポット商品を展開してきた「でかまる」ですが、木須肉をアレンジしてきたのは今回が初めて。これから徐々にメニューの幅を広げていくのか、次回の新作も楽しみです。

 各商品の詳しいレビューはブログ「本日の一杯 -Cupmen review blog-」参照。

 ※表示価格は発売時のメーカー希望小売価格です。スーパーなどでの販売価格は希望小売価格よりも安くなるケースが一般的ですが、コンビニでの販売価格はメーカー希望小売価格+8%を目安にしてください。