千葉商科大学(CUC)が2日、都内で「2025全学改組 記者発表会」を開催。未来志向の実学教育実現のため、現在の5学部7学科を2025年度から4学部6学科に改組すること、それに伴い43%の教員が人事異動することを発表した。

 原科幸彦学長は「この改革は次の100年に大学として教育研究を行っていくために必要なもの。理事長と学長がリードして教職員の垣根を越えた議論してきた」と経緯を説明。10年後の2034年には18歳人口が11・5万人減るとされるが、定員を維持しつつ中規模大学として存続をはかるための方針が打ち出された。

 具体的には国際教養学部は2024年度入学者をもって募集停止。グローバル教育はすべての学生が学べるよう全学部に展開される。新たに設置されるのが総合政策学部(定員300人)。また、学部の垣根を越えた履修を可能とし、全学部共通カリキュラムの基盤教育機構と他学部・他学科、アドバンストプログラムの科目から卒業必要単位数の2分の1まで取得可能となる。

 この日は中堅、若手の教職員からなる「CUC未来会議」に参加した准教授や職員らがトークセッションを行った。

千葉商科大学の常見陽平准教授(右)
千葉商科大学の常見陽平准教授(右)

 常見陽平准教授は「マスコミのみなさんは大学がつぶれるのと理系の学部を作るのを待っているところがある」と前置きした上で、「毎週真剣な議論をした。片手で握手して片手で殴り合う感じ。さまざまな立場があっても、この大学は残したいという大きな〝同じ〟を確認できた。気づけば、大学中に同士ができていた。スラムダンク風にいうと山王戦でした。大学の変え方を変えた」と意義を強調した。

 広報を担当する村上春香課長は「多くの高校生は不安を持っている。わたくしどもの基盤教育委機構にはマネープランの授業があったり、人生100年時代の不安を解消できるものになった。自分の隠れた好奇心を生かせるカリキュラムで、今の高校生にとっても主体的に学べると思います」とアピールした。

 同大に在籍する教員153人のうち43%にあたる66人が異動する大規模な改革。2040年にはさらに18歳人口が減少する試算も出されており、大学はより真価を問われることになる。