大人気ブロガーが次々と発売される新作カップめんを徹底解説する好評企画。今回取り上げた5アイテムも、カップめんファンなら必食です!
【にんにくの量が衝撃的!】サンヨー食品「サッポロ一番 しょうゆ味 タテビッグ リュウジ監修 世界で一つの 爆旨にんにく」(278+税)
サッポロ一番の袋めん「しょうゆ味」が今年で発売60周年を迎えた。この節目に、稀代の料理研究家がロングセラーを本気でアレンジ。全国展開する縦型ビッグのカップラーメンとして登場した。
特筆すべきは、なんといってもバカほど大量に放り込まれたフライドガーリック。フタを開けた瞬間、めんが見えないほどのボリュームで出迎えてくれたインパクトに、いささかの不安を覚えたほど。しかし、いざ食べてみると驚くほどに「サッポロ一番 しょうゆ味」なのだ。
しっかりとオリジナルの面影を残しつつ、カップラーメンの限界まで投入したニンニクで明確なパンチを与え、リュウジ氏が提案した和風だしのエッセンスも絶妙に融合している。
さらに、めんの重量は同社のタテビッグ比で1.2倍となる85gと食べ応えも十分。袋めんへのリスペクトを感じさせながら、カップめんの限界に挑戦した一杯。同氏のファンならずとも、この妙を一度は体験してみてほしい。
【狂気じみたトリックに戦慄!】ローソン「スープ激うま!濃厚豚骨ラーメン」(221円+税)
ローソンの大ヒット商品が再び登場した。以前に評価した際、老舗の専門店で提供される生めんで感じるような、かんすいに由来するツンとした匂いが鼻に抜けることに衝撃を受け、このコーナーでも取り上げたことがある。それは「めん」の仕業だと信じて疑わなかった。しかし、その認識が誤りだったことをお伝えしたい。
あらためて検証したところ、めん単体からはその匂いは感じられなかった。しかし、添付のスープを投入した途端、あの芳香が鮮烈に立ち上ったのだ。そう、あの“生めんを茹で上げたかのような臨場感”を演出していたのは、スープの設計によるトリックだったのである。
炊き出し感のある豚骨のコクと、強すぎないタレのキレ。そこに香りのマジックが加わることで、1食あたり税込238円とは思えない完成度を実現。その安さもさることながら、日清食品の狂気じみたトリックに戦慄を覚える。以前に体験済みの方も、まだ食べたことがない方も、ぜひ香りを意識しながら吟味していただきたい。
【〝原点回帰〟の一杯!】ヤマダイ「凄麺 王道の逸品 中華そば」(278円+税)
凄麺ブランドには数多くの傑作が名を連ねるが、その中でも2006年に登場した「魂心の一杯」にルーツを持ち、今回のリニューアルで11代目に該当する「王道の逸品 中華そば」の凄さをお伝えしたい。先代「中華そばの逸品」の系譜を汲み取りつつ、ヤマダイが考える「中華そば」の王道を提示した一杯だ。
昨今、ラーメン業界は濃厚ブームに沸いているが、本作は流行を追わない。鶏の旨味を軸に仕上げたスープは、シンプルなようで滋味深く、検討に検討を重ね“0.1g単位で調整された特製スパイス”がノスタルジックな印象を強め、小麦の風味を豊かに感じさせるノンフライ中細めんが丁寧な所作で泳いでいる。どこか懐かしい普遍的な味わいは老若男女を問わず、幅広い層の心を射止めるだろう。
さらに、かやくのチャーシューとメンマはレトルト調理品で、具材の満足度にも余念がない。奇を衒わず、王道を王道たらしめることの難しさ。それを体現した本作は、ヤマダイが培ってきた技術と知識の結晶といえる。奇抜な新作に飽きたときこそ、この一杯に帰ってきてほしい。
【具材の満足度も文句なし!】ヤマダイ「凄麺 淡麗の逸品 しおそば」(278円+税)
凄麺ブランドにおいて、実は「しお」を冠する定番商品は非常に貴重だ。かつて一時代を築いた「鶏しおの逸品」の終売以降、失われた“しおの逸品”をどのように表現するか…。多くの課題をクリアし、満を持して登場した「淡麗の逸品」は、往年の“鶏しお”とは別物に仕上がっていた。
淡麗の看板に偽りなく、澄んだ見た目の美しいスープには名古屋コーチンのエキスを使い、文字通り洗練された味わいだ。しかし、単なる淡麗で終わらせないのがヤマダイの凄いところ。液体スープに含まれるオイルは動物系の芳ばしさが強く、炙ったような芳ばしさが印象的。
一方で別添の調味油には、直火で香りを引き立てたエシャロットのエッセンスを加え、ラーメンに必要なインパクトと個性を香りで補完している。しかも、それについての訴求がパッケージに見当たらない、粋なサプライズも印象に残った。
また、エシャロットとの相乗効果を図り、同ブランドの「ねぎみその逸品」と同じ短冊ネギが使われているため、具材の満足度も申し分ない。同時に現れた「王道の逸品」に勝るとも劣らない一杯、試さない手はないだろう。
【コストパフォーマンスがグッド!】セブンプレミアム「野郎ラーメン 濃厚豚骨醤油」(248円+税)
これまで何度も販売されてきた「野郎ラーメン」のカップめんだが、新たにセブンプレミアムの看板を掲げ、圧倒的な進化を見せてきた。
まず特筆すべきは生おろしニンニクの強烈さ。別添ならではの強みを活かし、これでもかと主張してくる。しかし、二郎インスパア系のそれを彷彿とさせる大盛り仕様(85g)の太めんと、乳化感の強い豚骨の旨みも負けていない。具材はキャベツ、フライドガーリックとシンプルな設計だが、なかでもキャベツは量が多く、このコストパフォーマンスはセブンプレミアムの御業といっても過言ではない。
またニンニクとは別に調味油も別添されている、タテビッグでは珍しい2パック構成で、こちらには店舗の“焼き野菜”を思わせる炒め野菜の香りを充填。今回を逃したとしても、引き続き定期的に現れるはずなので、ぜひ気に留めておきたい。
各商品の詳しいレビューはブログ「本日の一杯 -Cupmen review blog-」参照。
※表示価格は発売時のメーカー希望小売価格です。スーパーなどでの販売価格は希望小売価格よりも安くなるケースが一般的ですが、コンビニでの販売価格はメーカー希望小売価格+8%を目安にしてください。






















