新たなマインドスポーツとして「ポーカー(テキサスホールデム)」が日本でもブレークの兆しだ。過去5年で日本でのポーカープレイ人口は約10倍増とも推測されている。そんなポーカー業界の〝今〟について、登録者数世界No.1ポーカー系ユーチューバー「世界のヨコサワ」ことプロポーカープレイヤー・横澤真人氏(30)が語った。横澤氏が考えるポーカーの魅力と業界の未来像とは――
テキサスホールデムとは、手札2枚と場札5枚を使って役を作るポーカーの一種で世界的主流となっている。プレイ人口は世界で約1億人、IOC(国際オリンピック委員会)にもチェスと並んでマインドスポーツとして認定され、日本ではZ世代と呼ばれる若者世代を中心に支持されている。
横澤氏 このゲームの魅力はルールを覚えたての人が世界のトッププロを倒せる可能性があるという特殊なゲーム性にあると思います。『正解のプレイ』が相手によって変わり、『運の要素』も勝敗を左右する。このバランスが非常にいい。例えば、1時間の勝負であればアマチュアがプロに勝つ可能性は30~40%あります。ただ、1週間勝負だとほとんど勝てる可能性はなくなります。短期勝負であれば、アマでも勝てる。ここがポーカーにハマる1番の理由だと思いますね。日本でも今後5年以内にいまの数倍規模のメジャーなゲームになると思います。
ゲームとして魅力の一方で、ポーカーには「エンターテイメント」としての魅力も存在するという。
横澤氏 ポーカーは、お互い面識の無いプレイヤーが突然、同卓して同じゲームをプレイする。国籍、人種、性別、年齢、職業など、あらゆる制限を超えて、見ず知らずの人たちとゲームをプレイするという〝非日常感〟を毎日得られるのがこのゲームが持つ1番の魅力ですね。ポーカーを心の底から楽しむことで、様々な世代と交流できたということもあります。僕も10年の海外生活を経て、コミュニケーションスキルは格段に上がり続けていますし、世界に出ることで「日本人」としてのアイデンティティを強く感じますね。
様々な技術発展により、世界の人々がより密接になる中で、ポーカーはこれまでの日本にはなかった「新たなコミュニケーションツールの1つ」としても注目を集めている。その可能性にはポーカー業界以外からも熱視線を集めているという。
横澤氏 ポーカー業界が注目を集めているのには複数の理由があると思います。1つ目に日本でカジノ法案の立法化が進められていることにより、関連ビジネスに注目が集まっていること。2つ目にe・sportsの急激な発展を受けて、ほかのユニコーン事業を探す動きが活発になっていること。3つ目にパチンコやゲームセンターなど既存のエンターテイメントの縮小により、新たに代わる事業を探していることが挙げられるでしょうか。
日本のエンターテイメント産業の構造が明らかに変化しつつある潮流の中で、横澤氏がCo‐founderである株式会社「POKER ROOM」では「エンターテイメントとしてのポーカー」を軸に「健全なポーカーのプレイ空間」の創出に突き進んでいる。
横澤氏 いまの日本ではまだ「ポーカー」という言葉の持つ負のイメージや、ポーカー業界全体の構造が未成熟なことから、大手企業の参入障壁は高いですが、1つのきっかけで雪崩式に参入してくると思います。その時に業界が連携して、ルール作りなど中長期的な目線で協力しなければいけないことは数多く存在します。「エンターテイメントとしてのポーカー」をどれだけ一般化できるかがカギになると思います。
その理想実現に向けて、横澤氏とPOKER ROOM社ではこの夏、大阪・なんばパークス内にポーカーアミューズメント施設「ROOTS OSAKA」をオープン予定。東京・渋谷の「ROOTS SHIBUYA」についで2施設目となる。
横澤氏 ROOTSでは、「POKER FOR EVERYONE」をキャッチコピーに「誰でもポーカーを楽しめる」空間を提供します。日本最大級の広さに加え、オリジナルドリンクやフードなど食事の面でも魅力を押し出していきます。「ROOTS OSAKA」では食事のみもお客様もOKの予定です。またプレイヤーへのアプローチとしては、新たに戦績や同卓プレイヤーの情報が分かるアプリを開発しました。一緒に働いてくれるスタッフも募集中ですのでよろしくお願い致します!
日本ポーカー界の発展に注目だ。












