【カップめん評論家taka :a激推し! トレンド最前線】大人気ブロガーが次々と発売される新作カップめんを徹底解説する好評企画。今回取り上げたの5アイテムも、全部食べてみたくなること間違いなしだ!
話題の「みそきん」の評価は?
【疑いようのない完成度の高さ】セブンプレミアム「温つゆそうめん」(158円+税)
前回推薦した「おくらとめかぶうどん」に続き、一見すると地味なセブンプレミアムの新作「温つゆそうめん」が業界の概念を覆してきた。税込170円という低価格設定ながら、そのスペックが完全にバグっている。
共同開発者は“麺の明星”を標榜している明星食品で、縦型カップでは珍しいノンフライそうめんを搭載。その本格さについてはもちろん、カツオ・サバ・昆布・焼きアゴ・ホタテが織り成している、引くほど強い出汁の勢いも特筆すべき点。さらに、具材の椎茸から滲み出る成分により“うまみの相乗効果”を発揮する設計で、隠し味の柚子が上品に光っている。正直、しれっとコンビニの棚に並べていいレベルではない。専門店監修といわれても疑いようのない完成度の高さ。他社が嫉妬するほどの一杯が手軽に楽しめる、その幸福を体感してほしい。
【オリジナルの魅力を実直に受け継ぐ】セブンプレミアム「わかめたくさん あさりだし塩ラーメンBIG」(198円+税)
数量限定から狭き門の定番入りを果たし、現在は通年で購入できる「わかめたくさんあさりだし塩ラーメン」だが、初の大盛りサイズとして現れたのが本商品。
結論からいうと、レギュラーサイズと比較して少しだけめんが太かったり、ちぢれが強かったり、オイルの主張が控えめだったり、塩気も穏やかだったり、既存品ほどの密度は保っていないと感じた。しかし、それはあくまで真横に並べ、厳密に比較した場合の話。味わいの方向性はオリジナルの魅力を実直に受け継いでおり、めん・かやくの増率は1.5倍、販売価格の増率は約1.25倍の高いコストパフォーマンスを実現。めんを覆い尽くすほどのわかめに、これでもかとアサリのうまみを凝縮させたスープが大盛りサイズで楽しめる、このチャンスを逃す手はないだろう。
【隠し味の「紅しょうが」を主役に】日清食品「カップヌードル 紅しょうがシーフード ビッグ」(271円+税)
カップヌードルの定番「シーフードヌードル」に欠かせない、隠し味の“紅しょうが”を主役にした新作が登場した。特筆すべきは、緻密に計算された紅しょうがの使い方。なるほど隠し味の枠を出て、しっかりと味蕾に働きかけてくる。それでいて「シーフードヌードル」が築き上げてきた信頼を壊すことなく、きちんとポークや魚介の個性を引き立てている。その体幹には、絶対的な人気商品をアレンジする上での妙を感じた。しかし、筆者は紅しょうがに特別な執着がない。
日常的に紅しょうがを活用している愛好家にとっては、まず物足りないだろう。ただ、生の紅しょうがとは違う、乾燥具材ならではの穏やかさが光る面もあった。物足りなければ自前の“追い紅しょうが”で補えばいい。紅しょうがのインパクトだけに集中するのではなく、土台がロングセラーだからこそのバランスにも目を向けてみてほしい。
【なんとも芳しいオイルの臨場感】サンポー食品「焼豚まぜそば」(236円+税)
九州とんこつカップめん8年連続売上No.1の老舗商品「焼豚ラーメン」シリーズに、新たな定番フレーバーとして“焼豚ラーメン生まれの豚骨まぜそば”が追加された。特筆すべきは、なんとも芳しいオイルの臨場感と、あえての荒々しさを感じさせるポークエキスの選別。それらの重厚感は、本家を超えたといっても過言ではない。
そのため粗挽きとパウダー状の黒こしょうでアクセントを加えているが、その効かせ方にも配慮が行き届いており、まさに“豚骨の香りと旨さを味わう一杯”に仕上がっていた。もちろん、このブランドを成立させる上で欠かせない、ハート型の焼豚と生タイプの紅しょうがも踏襲されている。しかし、まぜそば専用のフライめん、これだけが惜しい。植物たん白を省いた影響か、あのコリっとした独特の歯応えはどこへやら。とはいえ新たな定番商品、きたるリニューアルでめんの食感が改善されさえすれば、とんでもない怪物になるだろう。
【元祖「みそきん」の核となる魅力は微塵も失っていない】HIKAKIN PREMIUM「みそきん 濃厚味噌」(299円+税)
人気YouTuber・HIKAKIN監修の「みそきん」が累計5,000万食を突破した。発売から約2年10ヶ月、ラインナップはわずか3品、しかも販路限定のスポット生産という現状を思うと、これほど異常な流通はない。
味のルーツは新潟県上越市の老舗「食堂ニューミサ」にある。白みそベースの優しいコクに、すりごまの芳ばしさやニンニクを効かせた、一見すると普遍的なようで、このフレームワークは他に類を見ない。昨年のリニューアル以降、新たに肉具材が加わり、ニンニクの厚みも増した。しかし、元祖「みそきん」の核となる魅力は微塵も失っていない。SNSでは厳しいコメントも散見されるが、これはインフルエンサーの知名度に頼った企画モノではない。以前よりも入手しやすい状況になっている今、あらためて向き合ってみる価値は充分にあるだろう。
各商品の詳しいレビューはブログ「本日の一杯 -Cupmen review blog-」参照。
※表示価格は発売時のメーカー希望小売価格です。スーパーなどでの販売価格は希望小売価格よりも安くなるケースが一般的ですが、コンビニでの販売価格はメーカー希望小売価格+8%を目安にしてください。






















