【カップめん評論家taka :a激推し!トレンド最前線】大人気ブロガーがカップめんの〝推せる新作〟を徹底解説する好評企画。今回ピックアップした5品も、とにかく一度味わってほしいものばかりです!

 〝コーン塩バター味〟界隈で「夏のスパカVS冬のでかまる」勃発?

【豚骨と魚介が実に壮大で力強いテイストで…】日清食品「カップヌードル 魚豚」(236円+税)

 1971年(昭和46年)9月18日の発売以来、多種多様な味わいを展開しているカップヌードルですが、その中でも尖っているのが「クセ旨」シリーズで、昨年にカテゴライズされた「欧風チーズカレー」「味噌」「辛麺」「ねぎ塩」「担担」に次ぎ、第6のフレーバーとして開発されたのが「魚豚(ぎょとん)」と名付けられた本商品。

「ザラザラ追い魚粉」嫌なザラつきは皆無
「ザラザラ追い魚粉」嫌なザラつきは皆無

 つけ麺の王道“魚介豚骨”を意識し、後入れの「ザラザラ追い魚粉」を別添しているのですが、まず驚いたのがクリーミーな豚骨のコク。まったりとした乳化感が口いっぱいに、それと同時に鯖節と煮干の旨みが押し寄せてくる、実に壮大で力強いテイスト。でも、下品じゃないんです。パッケージでも“ザラザラ”を訴求していますが、かなり魚粉の粒子が細かいので、嫌なザラつきは皆無。めんと具材はカップヌードルのそれですけど、まったく違和感なく成立していました。こいつ、ほんとヤバい。

【〝測定不能商品〟が和風出汁でリニューアル】日清食品「日清のどん兵衛 辛麺」(236円+税)

 昨年8月19日、どん兵衛の新たな定番商品として彗星の如く現れた辛麺。その当初から「和風出汁(だし)」を訴求していたのですが、フタを開けてビックリ“和風出汁不在”の韓国風テイストなサプライズ。そのためブログでは測定不能と評価せざるを得なかったんですけど、その問題作が5種の和風出汁(鰹・昆布・煮干・鯖・宗田鰹)をブレンドした「新・辛出汁」にリニューアルということで、やっとこさ韓国風から和風カップうどん売上No.1らしい方向性にシフト。

5種の和風出汁をブレンド
5種の和風出汁をブレンド

 キムチっぽい風味は従来品から受け継がれていましたが、しっかりと「和風出汁」の個性が追加され、正当な進化を遂げたと感じました。現時点、まだ従来品を取り扱っている店舗も残っていると思うので、食べ比べたい方はお早めに。

【メーカー史上最速!60秒で完成のバリ細麺】サンポー食品「焼豚ラーメン 長浜とんこつ」(236円+税)

 1978年(昭和53年)8月の発売以来、九州で愛され続けている「焼豚ラーメン」の派生品として、2017年(平成29年)3月27日に誕生した“サンポー史上最速の焼豚ラーメン”長浜とんこつ。熱湯60秒で戻るバリ細麺の歯応えとスピード感、そして規格外に充填された粉末スープと調味油の量もそのままに、此度のリニューアルで小麦の風味が明らかにアップ。

100%動物性でまろやかな調味油
100%動物性でまろやかな調味油

 スープは定番の「九州とんこつ味」よりも穏やかですが、きちんと骨っぽいポークエキスを使い、たっぷりの調味油も100%動物性でまろやか。さらに多めのすりごまが本場の臨場感を高めてくれている、これぞ九州を拠点とする老舗メーカーだからこその技。九州を出るとエンカウント率は下がってしまいますが、もし見かけたら一度は試してみてください。

【数あるカップ沖縄そばの中でもストロングな作り】エースコック「スーパーカップ1.5倍 沖縄 島そば」(240円+税)

 1988年(昭和63年)7月25日の発売以来、エースコックを代表するロングセラーとなったスーパーカップ。今年の夏は人気の観光地「沖縄」がテーマということで、実は7年以上前にもブランド30周年を記念して同じタイトルのカップラーメンをリリースしていたのですが、それとは別物。沖縄そば系の即席カップめんといえば、豚骨の出汁と鰹を組み合わせたスープが定番化しているところ、エースコックは豚骨を乳化するまで炊き出したポークエキスをチョイス。

いい意味で裏切られた〝乳化スープ〟
いい意味で裏切られた〝乳化スープ〟

 さらに鰹も粉末をメインに使用しているため、数あるカップ沖縄そばの中でもストロングな作り。7年前の周年記念商品や直近だと昨年の「全国グルメ旅×わかめラーメン 沖縄 島そば」にもコーレーグース風調味料を別添していたので、そっち系のアプローチをかましてくるのかと予想していたんですけど、いい意味で裏切られました。

【カレー粉のアクセントがポイント】エースコック「スーパーカップ1.5倍 北海道 コーン塩バター味ラーメン」(240円+税)

 そんな「沖縄」と同時に「北海道」もリリースされたのですが、このクソ暑い時期にコーン塩バター味ラーメンって。しかも過去に何度も出してるんですよ。直近だと3年前にも同じタイトルの期間限定商品をリリースしていたので、ぜんぜん新鮮味が得られないなと。ただですね、実はスーパーカップのコーン塩バター味ラーメン、初月出荷実績歴代No.1を叩き出したことがある伝説のフレーバー。

〝伝説のフレーバー〟がルーツ?
〝伝説のフレーバー〟がルーツ?

 今回、それとの関係性は示唆されていなかったものの、1994年(平成6年)に発売された「北海道ラーメン」にルーツを持った仕上がりで、3年前のスープよりもバターの風味が強く、ほんのちょっとカレー粉のアクセントを効かせているのもポイント。コーン塩バター味のカップラーメンは「でかまる」(東洋水産)の十八番でもありますが、マルちゃんのコーン塩バターは冬の味。もしかすると今後、夏のスパカVS冬のでかまる的な対立図が恒例になるやもしれません。

 各商品の詳しいレビューはブログ「本日の一杯 -Cupmen review blog-」参照。

 ※表示価格は発売時のメーカー希望小売価格です。スーパーなどでの販売価格は希望小売価格よりも安くなるケースが一般的ですが、コンビニでの販売価格はメーカー希望小売価格+8%を目安にしてください。