【カップめん評論家taka :a激推し!トレンド最前線】大人気ブロガーがカップめんの〝推せる新作〟を徹底解説する好評企画。今回ピックアップした5商品は、どれも今の季節に食べたくなること必至です!
サンポー食品らしからぬ……こんなこと書いたら怒られますかね、すみません!
【牛だし堪能】サンポー食品「三宝だし本家 牛だし醤油ラーメン」(236円+税)
2022年2月――。佐賀県三養基郡に本社を構えるサンポー食品の創業100周年を機に、従来の「ご当地シリーズ」をリブランディングする形で生まれた九州三宝堂(さんぽうどう)。それに次いで翌年8月、同社の人気商品「ごぼう天うどん」も「三宝だし本家」として新たに歩み始め、直近だと2024年6月に新作の「三宝だし本家 鯛だし塩ラーメン」を展開しているのですが、同シリーズ第3弾となる本商品は“牛だし”を味わうことを目的とした攻めの一杯。
牛だしは粉末を使用しているため、たとえるならダシダのような旨みと丸みを帯びた甘みが土台を支えているのですが、別添の九州産和牛オイル(ビーフオイル中50%使用)の芳醇さたるや。ちょっと例えがアレですけど、スーパーに置いてある無料の牛脂とは比べ物にならないくらい。しっかりと牛のクセを打ち出し、なおかつ高級感を兼ね備えた香りはサンポー食品らしからぬ……こんなこと書いたら怒られますかねすみません。とはいえラード配合の油で揚げた伝統のフライめんは健在で、そこから滲み出る豚脂の風味と牛の相性も悪くない。むしろよき。こんな組み合わせ、他社は絶対に真似できないでしょ。
【珍しい!とうもろこし天】東洋水産「冷しとうもろこし天うどん」(236円+税)
2019年7月に突如として現れた「冷しぶっかけたぬきそば」以来、毎年恒例となっているマルちゃんの冷しシリーズ。昨年は「冷しぶっかけ讃岐風うどん」と「冷たいつゆの鶏だしそば」を、一昨年は「冷しこく担々うどん」と「冷しキムチそば」を発売するなど、変わり種にも力を入れているのですが、今年は群雄割拠の即席カップめん業界でも珍しい“とうもろこし天”を採用してきた東洋水産。
とうもろこし天は食べる直前にトッピングする後入れ仕様で、想像以上にカリッカリの衣に驚いたんですけどw しっかりと余韻に残るコーンの甘みが個性的。その魅力を真っ直ぐに押し上げるためか、別添の液体つゆも甘めのチューニングではあるものの、きちんと冷やすことで嫌なクドさを感じることはありません。とにかく“とうもろこし天”が珍しいので、それを体験するために購入しても損はないでしょう。
【初のフレーバー】東洋水産「冷しきつねそば」(236円+税)
そんな「冷しとうもろこし天うどん」と同時に現れた本商品は、えっと…ふつう。なんですけど、マルちゃんの冷しシリーズとしては意外にも初のフレーバーで、派手さがないからこそ期待値との剥離が生まれにくい一杯。
こちらの液体つゆも甘めの味付けになっていますが、冷しとうもろこし天うどんよりも醤油のエッジを立たせた構成で、ちゃんと「そばつゆ」らしい味の組み方。きつね(油揚げ)も「赤いきつね」で定番のアレを刻んだ感じなので、普段は変わり種に食指が動かない方でも試しやすい商品です。ちなみにクソ暑い日は水道水だと締まらないので、事前に冷やす用の水を冷蔵庫にスタンバイしておくのがポイントです。
【煮干しの上品さ】東洋水産「マルちゃん正麺 カップ にぼシャキ」(333円+税)
2020年4月の「濃ニボ」を皮切りに、毎年この時期になるとリリースされる正麺カップのニボいヤツ。今年のコンセプトは“濃厚にぼし×シャキシャキな玉ねぎ”ということで、昨年に本コーナーでも取り上げた「ニボ玉」と被っているのですが、シリーズ史上もっとも煮干しの泳ぎ方が穏やかに――とはいっても煮干しに強い東洋水産。こっち側のフレーバーが苦手ならヤメとけレベルの水準には余裕で達しており、やや動物系のまろやかさが増して煮干しの上品さがブラッシュアップされたような印象。
別添の小袋から背脂加工品が省かれ、量も減ってしまったところは残念なポイントになるけれど、洗練された煮干し感と玉ねぎの相性は申し分なく、生麺ゆでてうまいまま製法のテンプレの中では比較的に加水率が低いノンフライめんを含め、このシリーズの新作を楽しみにされている方の期待を裏切らない安定感を誇っていました。ちなみに今年の「遊び心」は“パッケージの右側”です。要チェック。
【常識的な刺激レベル】エースコック「鰹だし香る 本わさび塩ラーメン 」(258円+税)
エースコックの“わさび”といえば、SNSでも度々話題になっているセコマの「山わさび塩ラーメン」を筆頭に、THE和シリーズでも多くの涙腺を緩ませてきた実績を持つなど、むせるわ泣かされるわの散々なイメージが強いので、こいつにも同じ末路を辿らされるのではないかと。そのように身構えていたのですが、よほど勢いよく吸い込まない限り、むせる危険性は低い常識的な刺激レベル。
味わいは永谷園の「わさび茶づけ」に通じるベクトルで、それだけに刻み海苔やアラレが欲しくなってしまうかもしれないけれど、たっぷりのゴマがアクセントに効果的。むせたい気分のとき(?)には物足りない刺激になるかと思いますが、わさびのアグレッシブな要素よりも風味を大切にしている、エースコックの商品として珍しく大人しい仕上がりだったので、これはこれでアリだなと。ちなみに現在、本商品のような縦型ビッグの即席カップめんにおけるメーカー希望小売価格の基準は271円(税別)なのですが、こちら258円(税別)と事実上の標準よりも低めの設定なので、コストパフォーマンスの高さも評価できる一杯です。
各商品の詳しいレビューはブログ「本日の一杯 -Cupmen review blog-」参照。
※表示価格は発売時のメーカー希望小売価格です。スーパーなどでの販売価格は希望小売価格よりも安くなるケースが一般的ですが、コンビニでの販売価格はメーカー希望小売価格+8%を目安にしてください。






















