【カップめん評論家taka :a激推し!トレンド最前線】大人気ブロガーがカップめんの〝推せる新作〟を徹底解説する好評企画。今回は緊急特集「続・春のたらこ選手権2025」をお届けします!

【緊急】エースコックのリベンジ【続・春のたらこ選手権2025】

 2025年5月――。勝手に「春のたらこ選手権」と題し、たらこ味の即席カップめんを本コーナーで取り上げたのですが、その中でイマイチと評価せざるを得なかったのがエースコックの新商品。

 希望小売価格は348円+税という強気な設定でありながら、めんの耐久性に配慮が行き届いておらず、新アイテムの「たらこ風フレーク」も振るわなかった「超大盛りスーパーカップ2.0倍 たらこ注意報 たらこ味塩ラーメン」の感想をご覧になった方は、高確率でネガティブな印象を抱いてしまったでしょう。

 しかし、エースコックの“たらこ味”はこんなもんじゃありません。

【汁なしだからダイレクトに飛んでくる!】ファミリーマート「スーパーカップ大盛り 濃厚たらこ味焼そば」(308円+税)

 まず推したいのがコチラ“たらこ好きに朗報です”などと自信満々の訴求が目立つファミリーマート限定商品で、2021年5月3日にリリースされた「EDGE(エッジ)濃厚たらこ味焼そば」の後身。当初はNB(ナショナルブランド)の新作だった“たらこ好きに朗報です”が、翌年6月7日発売品からブランドを「スーパーカップ」にあらため、なおかつファミリーマートの留型にスイッチ。以降は毎年恒例の商品になっているため、ご存じの方も多いかと思いますが、今年は「たらこ風フレーク」と「つぶつぶたらこ」を採用しているところがリニューアルポイント。

バターオイルが優しく香る塩ベース
バターオイルが優しく香る塩ベース

 どちらも前述の「超大盛りスーパーカップ2.0倍」に使用していたので、ぶっちゃけ使い回し感が否めない点になりますけど、汁なしではダイレクトに飛び込んでくるところが大きな利点。バターオイルが優しく香る塩ベースのタレに、たらこの風味をガツンと効かせた仕上がりから“たらこ好きに朗報です”の訴求に違わぬ印象が体感できる良品です。おそらく今後も毎年この時期に、マイナーチェンジを繰り返しながら店頭に並ぶと思うので、たらこ好きは要チェック。

【やや濃いめの味付けでおむすびに合う】ファミリーマート「たらこ味塩ラーメン」(184円+税)

 そんな“たらこ好きに朗報です”シリーズ初となるカップラーメンも店頭に並んでいたのですが、ぶっちゃけ「濃厚たらこ味焼そば」と比較するとインパクト不足な面が否めません。しかし、冒頭で触れた「超大盛りスーパーカップ2.0倍」の仕上がりとは完全に別物。パッケージに“おむすびに合う”との訴求が見られるように、やや濃いめの味付けで、1食あたり62g(めん50g)の内容量も“おむすびに合う”のコンセプトにピッタリのサイズ感。

よくも悪くもエースコックらしい仕上がり
よくも悪くもエースコックらしい仕上がり

 とろみが強い白湯系のスープだったり、うまみ成分の使い方やオニオンの主張が強いところだったり、揚げ油に由来する特有のニオイだったり、よくも悪くもエースコックらしい仕上がりではあるものの、それをネガティブには思わせない一杯でした。この流れで来年さらに新たなパターンが生まれるかも?

【オリジナリティ覚える一杯】エースコック「たらこバター味焼そばモッチッチ」(236円+税)

 続きましてコチラ「真空仕立て麺」を売りにしている「焼そばモッチッチ」の“たらこ味”で、みずみずしさと密度感の高さが印象的な「真空仕立て麺」の出来栄えもさることながら、ファミリーマート限定の“たらこ味”と比較して「たらこ加工品」の粒子が細かく、ペースト状のたらこを使用しているわけではないけれど、ふりかけっぽいベクトルから外れた味わいが個性的。

みずみずしさと密度感の高さが印象的な「真空仕立て麺」
みずみずしさと密度感の高さが印象的な「真空仕立て麺」

 しょうゆと鰹だしも使用していますが、それらは下支えに過ぎない存在感。バターの風味も主張し過ぎず、それでいて実態感がないわけではない、ほかに同じような“たらこ味”が思い当たらないところにオリジナリティを覚える一杯です。

【刻み海苔&青ネギもフィット】エースコック「パスタdeモッチッチ 和風たらこ味」(256円+税)

 ラストはコチラ、今年3月3日に「モッチッチ」ブランド初のカップパスタとして発売された「パスタdeモッチッチ」第3の新作で、実食前は「たらこバター味焼そばモッチッチ」と同じような添付調味料を使い回してんじゃないの? などと邪推していたのですが、なんのなんの。しょうゆ感は前述の「焼そばモッチッチ」と比較して明らかに強く、それも白しょうゆのベクトルで、たらこの打ち出し方はふりかけのそれではあるものの、和風仕立てのソースにベストマッチ。たらこ系といえばの刻み海苔が別添されているところも嬉しく、ほんのり青ネギのアクセントも全体の世界観にフィット。

和風仕立てのソースにベストマッチ
和風仕立てのソースにベストマッチ

 メーカー希望小売価格が「焼そばモッチッチ」よりも20円(税別)高いのと、めんがパスタっぽくないところは突き詰めていくべきポイントになりますが、同じブランドからの“たらこ味”でも表情がまったく違うので、どちらが好みか食べ比べてみるのも一興ですよ。

 各商品の詳しいレビューはブログ「本日の一杯 -Cupmen review blog-」参照。

 ※表示価格は発売時のメーカー希望小売価格です。スーパーなどでの販売価格は希望小売価格よりも安くなるケースが一般的ですが、コンビニでの販売価格はメーカー希望小売価格+8%を目安にしてください。