【カップめん評論家taka :a激推し!トレンド最前線】大人気ブロガーがカップめんの〝推せる新作〟を徹底解説する好評企画。今回も読んだら食べずにはいられなくなる、注目の5商品をピックアップしました。

【最強の風格】ファミマル「とら食堂 ワンタン麺」(297円+税)

 1969年(昭和44年)創業の「中華そば とら」を原点とし、1973年(昭和48年)から双石滝ノ尻に店を構え、田園風景の中に行列を成している人気店「とら食堂」。数年前はサッポロ一番のサンヨー食品とコラボを続けていましたが、2018年10月23日発売品より明星食品のカップラーメンを監修しており、現在はファミマルの人気商品として定期的に登場しています。そのため既知の方も多いかと存じますが、こいつ冗談抜きで最強なんですよ。強靭なコシを備えた太めのノンフライめんに、しっかりと厚みのあるスープ。さらに醸造酢の隠し味で醤油のフレッシュ感を高めるなど、細部にわたり作り込まれているのですが、さらに業界最高峰のノンフライワンタンが5~6個も搭載されている、いやはや文句の付け所が見当たりません。

醸造酢の隠し味で醤油のフレッシュ感アップ
醸造酢の隠し味で醤油のフレッシュ感アップ

 これ実は昨年発売品と同じ内容だったので、調整なしの再販ではあるものの、一昨年から“お値段据え置き”なんですよね。諸々の高騰が相次いでいる昨今、即席カップめん業界も例外とはいえないどころか渦中の真っ只中に位置しているのに、品質を維持したまま販売価格を上げずに踏ん張っている、これで320円(税込)なら安いもんですよ。

【コスパやばすぎ】ファミマル「ポークと野菜の旨味 生姜タンメン 大盛」(198円+税)

 コストパフォーマンスに優れたファミマルの商品といえば、ファミリーマートオリジナルのカップラーメンたちも見逃せないコーナーで、なかでも本格的な味わいにド肝を抜かれたのがコイツ、生姜タンメン。2022年3月1日にも「生姜香る野菜タンメン 大盛」を発売しているため、その後継的な立ち位置ではあるものの、明星食品が誇る麺神(めがみ)カップの流れを汲んだ極太ノンフライめんに、ポークと野菜の旨味&生姜のキレがバッチバチに効いたタンメンスープ、さらに4種(キャベツ、ニンジン、キクラゲ、ニラ)がたっぷりと。

生姜に負けないホタテ感
生姜に負けないホタテ感

 一見すると生姜のインパクトに引っ張られるかと思いますが、それに負けじと主張を放つホタテの効かせ方もポイントで、そこには明星食品のロングセラー「チャルメラ」のDNAを感じるなど、こちらも細部にわたり見どころの多い一杯です。

【※スタミナ注意】ファミマル「【『元祖スタミナ満点らーめん すず鬼』監修】背徳ニンニク醤油」(258円+税)

 そしてこちら、三鷹の人気店「元祖スタミナ満点らーめん すず鬼」監修のカップラーメンも見逃せない一杯。昨年1月30日にも同じ製品スタイルのカップラーメンを発売しているため、業界初の商品ではないけれど、スタミナ満点の看板に一切の偽りを感じさせないニラのインパクトたるや。それを支えるスープの力強さも特筆すべき水準に位置しており、ガツンとキメられたニンニクのパンチもさることながら、それに負けない動物系の分厚いコク、さらに麺神カップの流れを汲んだノンフライめんを搭載しているのですが、ひとつ前の「生姜タンメン」に使われていたパターンとは仕上がりに差が生じているんですよね。

ニラのインパクトたるや
ニラのインパクトたるや

 よく似た質感ではあるんですけど、いざ食べてみると違うんです。あえて詳細は伏せましょう。ぜひ比較してみてください。そういえば「すず鬼」監修のカップラーメン、パッケージに赤鬼すーさん(※鈴木信介店主)が現れ始めてから販売開始が少し早くなってるんですよね。節分と関係があるのかな、、、

【あの袋麺を辛めにアレンジ!?】ローソン「麺大盛り 辛コク濃厚カレーうどん」(184円+税)

 こちらはローソンのプライベートブランド「L marche(エル マルシェ)」にカテゴライズされている「麺大盛り」シリーズの新商品で、このシリーズが大ヒットしたから「スープ激うま!」が登場したんですけど、さておき「辛コク濃厚カレーうどん」これ昨年にも出てましたね。当時はそこまで印象に残らなかったのか、2つの粉末スープを見るまで忘れていたんですけど、実際に食べてみてビックリ、、、東洋水産の袋めん「マルちゃん カレーうどん 甘口」に通じる部分めっちゃあるんですよ。

2~3分ほど長めに待つのがオススメ
2~3分ほど長めに待つのがオススメ

 それと比較して明白に辛い(ふつうに中辛くらいの)スープに仕上がっているため甘口ではないんですけど、同社が誇る「赤いきつねうどん」よりも頼りないフライうどんには、鍋で煮込んだ“あのうどん”に通じる儚さが備わっていたり、スパイシーでありながらも家庭的な香辛料の配合だったり、とろみの加減だったり、意識すればするほど袋麺の「カレーうどん」にルーツを感じる味わいで。さらにエモい気分を味わいたい方は、2~3分ほど長めに待つのがオススメです。

【辛辛魚風どん兵衛“2代目”登場】日清食品「日清の辛どん兵衛 特盛きつねうどん」(285円+税)

 1976年(昭和51年)8月9日の発売以来、即席カップめん市場の丼型うどん・そばカテゴリーにおいて“売上No.1”の座に君臨している日清のどん兵衛。変わり種にも積極的で、真っ赤なスープに特製の辛鰹粉を組み合わせた「辛どん兵衛」もスポット的な味になるのですが、どう見ても「麺処 井の庄」が打ち立てた金字塔「辛辛魚らーめん」のインスパイア商品だよね?っていう。

あ、けっこう辛いですよ
あ、けっこう辛いですよ

 めんは「日清のどん兵衛」が誇る太うどんで、なおかつ大きな一枚おあげも「辛辛魚らーめん」にはない要素になるけれど、スープに関しては“なかなかどうしてそれっぽい”雰囲気なんですよね。昨年6月に本コーナーでも紹介している一杯で、1年経たずに再販している背景を踏まえると、今後も定期的な登場が予想されます。ーーあ、けっこう辛いですよ。

 各商品の詳しいレビューはブログ「本日の一杯 -Cupmen review blog-」参照。

 ※表示価格は発売時のメーカー希望小売価格です。スーパーなどでの販売価格は希望小売価格よりも安くなるケースが一般的ですが、コンビニでの販売価格はメーカー希望小売価格+8%を目安にしてください。