ドジャースは28日(日本時間29日)に本拠地ロサンゼルスで行われたブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第4戦に2―6で敗北。対戦成績は2勝2敗の五分となり、ドジャー・スタジアムで連覇の瞬間を迎える可能性は消滅した。一方、欧米メディアの関心は球場内全体に広がり、あろうことか英国王室やハリウッド俳優のセレブたちも〝とばっちり〟を受ける事態となっている。
記念星はお預けだ。WS初登板初先発となった大谷翔平投手(31)は7回途中4失点で黒星を喫し、指名打者としても3打数無安打(1四球)で快音を響かせられなかった。前日27日(同28日)の第3戦は延長18回、6時間39分の消耗戦となったが、大谷は「それなりに睡眠は取れた」と言い切り「(相手は)素晴らしいピッチャーばかり」と相手をたたえた。
この日の敗戦により、WSの決着は少なくとも第6戦(31日=同11月1日)までもつれることが確定。同戦からは再び敵地のカナダ・トロントで行われ、地元での連覇達成の夢はついえてしまった。
ただ、全30球団のうち2球団しか勝ち残れないWSへの関心は相変わらず高い。観戦チケットの価格は庶民では手が届かないほど高騰したが、世界の名だたるVIPたちには関係ない。
この日、欧米メディアに最も注目されたのは英国王室のヘンリー王子とメーガン妃。MLB公式サイトは試合開始前から2人が来場した模様をXで公開し、プレーボール後は「LA」のロゴが入ったドジャースの帽子をかぶってバックネット裏の最前列から見守った。
英国のニュースサイト「THE Mirror US」は、メーガン妃について「カリフォルニア州出身だが、俳優だった頃は米国のドラマシリーズ『スーツ』の撮影でトロントに住んでいた」と説明した上で「彼女はドジャースへの忠誠心を証明した」などと報道。さらに「ヘンリー王子とメーガン妃はMLBスターの大谷翔平に会えることを楽しみにしているようだ」「大谷について話し合う姿が目撃された」と2人の一挙手一投足を描写した。
来場したVIPはそれだけではない。米紙「ニューヨークポスト」(電子版)は日本でも高い人気を誇る俳優のブラッド・ピットを写真付きで報じ、ジェームズ・マースデンら著名人が観戦に訪れたことも伝えた。
だが、ドジャースはあえなく敗戦。同紙は「観客席にはセレブがひしめいていたが、ドジャースが(ワールド)シリーズのリードを広げる役には立たなかった」と何とも辛らつに伝えた。
第3戦ではカナダ出身でブルージェイズファンの世界的人気歌手、ジャスティン・ビーバーが脚光を浴び、大谷が本塁打を放った際に客席から親指を下に向けるしぐさを何度も見せた。その模様がMLBの公式Xから拡散され、「お前を育てた街に敬意を払え」「生涯出禁だ」などSNSなどで炎上する騒動にも発展した。
もっとも、英国王室もブラピも観戦に訪れただけで、ドジャース敗戦の罪をなすりつけられる筋合いはない…。それだけ注目される舞台である証しともいえるが、2025年の最終章はどんな結末を迎えるのか。最後まで目が離せない。













