【昭和~平成スター列伝】WWEのスーパースターで新日本プロレスでも活躍した“フェノメナール”ことAJスタイルズが、2026年中の引退を表明した。AJは14年から新日本に参戦。IWGPヘビー級王座を獲得しトップ外国人として活躍した。16年に入団したWWEでも最高峰王座を2度手にしてグランドスラムも達成。2010年代最高のレスラーとも呼ばれた。24年6月に引退を表明するも、直後に撤回。しかし今年に入ると50歳までに引退する意思を明かしていた。
14年5月3日福岡では当時のIWGPヘビー級王者だったオカダ・カズチカ(現AEW)に挑戦し、見事初戴冠を果たしている。
『福岡国際センター大会で行われたIWGPヘビー級選手権は挑戦者のAJスタイルズが王者オカダ・カズチカを撃破して第60代王者に輝いた。13か月に及ぶレインメーカー政権を打倒したAJは、06年7月に王座剥奪されたブロック・レスナー以来史上6人目の外国人王者に君臨した。「フェノメナール(驚異的)」の異名を誇るAJは、かつてオカダが海外遠征をしていたTNAで当時エースとして活躍。レインメーカーをカーフカッター(変型レッグロック)やオーバーヘッドキックで切り返すなど王者と互角以上の攻防を見せた。フェノメノンDDTからのスパイラルタップをかわされて窮地に陥るも、ここで極悪外国人軍「バレットクラブ」が介入。あまりの大人数にレフェリーも事態を掌握しきれない。さらに何とCHAOSの高橋裕二郎が、まさかの造反でバレットクラブに電撃加入。東京ピンプスでオカダをマットに突き刺す。主導権を奪い返したAJが、このチャンスを逃すわけもない。ブラディサンデーからのスタイルズクラッシュをさく裂させ、3カウントを奪った。手段を選ばずしてレスナー以来の外国人王者となったAJは「俺は世界一のレスラーだから当然だ。ベルトを取ったからって、何か特別な感情があるわけでもない」と豪語した』(抜粋)
その後もトップ外国人としてオカダ、中邑真輔、棚橋弘至らと激闘を展開。ヒール王者ながら卓越した技術で名勝負を量産した後、16年1月にWWEに移籍。確固たる地位を築いた。10月17、18日両国国技館のWWE日本大会では日本で最後の雄姿を披露し、最終日のメイン終了後に中邑にリングに呼び入れられ、選手たちから肩車で祝福された。また昨年7月に対戦したノア・丸藤正道とも抱擁を交わしている。
AJは「日本はAJスタイルズを形成した場所でもあるし、世界で一番好きな場所だった」と感謝の意を述べた。だが引退まであと1年ある。別れと再会を経たAJのラストランでのサプライズに期待したい。













