ソフトバンクが20日、日本ハムとの「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第6戦(みずほペイペイ)を2―1で制し、2年連続の日本シリーズ進出を決めた。試合後に行われたシャンパンファイトでは、選手会長の周東佑京内野手(29)が発した〝あるひと言〟が注目を集めた。

 壇上に立った周東はマイクを握り、まずは先発して7回1失点の好投でチームを勝利に導いたエース左腕をたたえた。

「僕らに勇気を与えてくれるピッチングをしてくれたモイネロ。モイネロに乾杯!」

 その瞬間、首脳陣やナインの拍手と歓声に包まれた。周東は紙コップを掲げて一気に飲み干すと、続けて「去年の悔しさ、みんな覚えてるよね? 日本一というピースをそろえて、ホークスのパズルは完成すると思う!」と語り、チームを鼓舞。最後は「最後の山を登り切ろう! レッツゴー!」の掛け声で、シャンパンの泡が一斉に舞い上がった。

海野隆司(左)に酒をかけるソフトバンク・モイネロ
海野隆司(左)に酒をかけるソフトバンク・モイネロ

 この「モイネロに乾杯!」というセリフには、どこか既視感があった。ちょうど10日前、メジャーでドジャースがフィリーズを2―1で下し、地区シリーズを突破した際、デーブ・ロバーツ監督が8回から3イニングを完璧に抑えた佐々木朗希投手をたたえ「ロウキに乾杯!」と叫んだシーンが話題をさらったばかり。

 監督と選手会長――立場こそ異なるが、どちらも仲間をたたえる言葉がチームをひとつにした。福岡でも「ロウキに乾杯!」を思わせる声が響き、ホークスの結束を象徴する瞬間となった。

 日本シリーズでは阪神との頂上決戦が控える。周東は「ここからまたゼロから。走って、盛り上げて、日本一をつかみにいきたい」と笑顔。チームの中心として、軽やかに次の戦いへ走りだす。