元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が15日、関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」に出演し、首相指名選挙に向け奔走する各党について言及した。

 今月10日、公明党が自民党との連立を離脱し、高市早苗新総裁は野党各党との会談を重ねている。そんな中、野党3党(立憲民主党、日本維新の会、国民民主党)は15日に党首会談を行い、野党一本化となるか注目されている。

 この日の午後2時から立憲・野田佳彦代表と高市総裁が会談を行い、そのあと国民・玉木雄一郎代表とも会談が行われた。高市総裁が野党代表と会談を行う意味について橋下氏は「同じ政権を担わなくても政策で何か一致できないかとか補正予算で協力してもらえないかとか、そういう話は当然やると思うんですよ」と説明。

 また、石破茂総理が続投し、高市総裁が足場を固める「総総分離」となる可能性を指摘した。「『どことどこが組んで政権を担います、責任を負います』なんて、数週間ではムリ。ドイツなんか長い時で6か月かかってるんです。その間はずっと前の総理がやるんです。もしかすると政権の枠組みができるまでは石破さんが暫定的にやり続けるかもわからない」と指摘した。

 国民も新首相の発表を焦ってはいけないと訴えた。米トランプ大統領の来日(27~29日)を控えているが「焦っちゃいけない。やっぱり政権って国家を担う経営陣ですから、そこを安易に数合わせだけで『トランプさん来るから作りましょう』なんて、僕らも求めたら国家として危うい状況になりますよ」と注意した。

 大阪で知事と市長を担った経験から「行政権を担う能力」について言及したうえで「野党の国会議員で政権を担えるだけの能力があるかどうか、野党の方も客観視してみないといけない。力が無いのに感情だけで『やるぞ』って一番危険だから。法律を成立させるっていう訓練を積み上げて、その後に政権を取るんだったら取ったらいい」と語った。

 各党の当選1回目の新人議員の割合(自民=約14%、立憲=約26%、維新=約35%、国民=約58%)を示したうえで「訓練を積めば政権を担えると思うんですが、1年生議員にはできないと思いますよ」と指摘していた。

 最後に「僕は未来に向けての政権交代は、ぜひやってもらいたいと思うんですが、今それかなってところも…。どうしても引っかかってしまう」と野党間の連携ができていないことに懸念を示していた。