学生3大駅伝の開幕戦「第37回出雲全日本大学選抜駅伝」が13日、島根・出雲市で号砲を迎える。優勝争いを左右する存在となりそうなのが、米国北東部の伝統ある8大学によるアイビーリーグ選抜だ。これはハーバード大、ブラウン大、コロンビア大、コーネル大、ダートマス大、ペンシルベニア大、プリンストン大、イェール大の総称で、いずれも世界的に知られる名門私立大学群として知られる。

 指揮を執るジャック・フルツ監督は12日の前日会見で「再び出雲に戻ってこられたことをうれしく思う。非常にチャレンジングなメンバーをそろえた」とコメント。「日本の大学と真っ向勝負をしたい」と言葉に力を込めた。

 注目はハーバード大学のグラハム・ブランクス(23)。1万メートルの自己ベスト26分57秒30は、日本記録(27分09秒80=塩尻和也)を上回る。世界陸上東京大会では同種目で11位に入った実績を持つ。フルツ監督は「世界陸上後は回復期間を取っており、万全ではないが出走予定。彼の力を加えて最高の結果を出したい」と語った。

 昨年のチームは過去最高5位。今年はそのメンバー2人に新戦力を加え、さらに完成度を高めた。フルツ監督は「学生たちにとって貴重な経験。世界の力で頂点を目指す」と力強く締めくくった。

 世界陸上男ブランクスが出雲襲来。アメリカ代表軍団が本気で〝勝ち〟を狙いに来た。