学生3大駅伝の開幕戦「第37回出雲全日本大学選抜駅伝」(13日、島根・出雲市)で、早稲田大が2010年以来15年ぶりの優勝を狙う。前日12日に行われた監督者会見で、花田勝彦監督(54)は「非常に調子が良い。力を出し切れば優勝争いに絡める」と静かに闘志を燃やした。
今年の早大は、トラックシーズンで好調を維持する主将・山口智規(4年)と、箱根駅伝で〝山の名探偵〟として話題を集めた工藤慎作(3年)のダブルエースを中心に構成。10日に発表された区間オーダーでは、下級生の抜てきが光る。花田監督は「1年生3人は予定通り起用します」と明言し、思い切った布陣で挑む。
中でも注目は3区の鈴木琉胤(1年)。高校時代の全国高校駅伝1区(10キロ)で日本人最高記録の28分43秒をマークし、今夏の日本選手権5000メートルでも学生トップクラスの走りを見せた逸材だ。監督は「夏合宿を経て順調に仕上がった。思い切り走ってほしい」と期待を寄せる。
さらに、4区の佐々木哲(1年)、5区の堀野正太(1年)と続く〝ルーキーリレー〟も見どころ。フレッシュな戦力が並ぶ姿は、かつて花田監督自身が現役時代に名をはせた「3羽ガラス」を思わせる。監督は「1年生がトップでたすきをつなぎ、アンカーの工藤に渡せる展開になれば非常に面白い」と語り、若い力に期待を込めた。
1区(8・0キロ)は吉倉ナヤブ直希(2年)、2区(5・8キロ)に山口、最長10・2キロの6区を工藤が担う。補欠は間瀬田純平(4年)と宮岡凜太(4年)。若い力と伝統の誇りを融合させ、再び出雲の頂点を目指す。











