エースが語る〝日欧決戦〟の意義とは――。バレーボール男子の国際親善試合初日(7日、東京・有明アリーナ)、昨季のSVリーグ覇者・サントリーが、イタリア1部の名門で欧州チャンピオンズリーグ(CL)覇者のペルージャと対戦。1―3で敗れたものの、世界のスターが集う熱戦に満員の観衆からは歓喜の声が上がった。サントリーの主将・高橋藍(24)は単独インタビューで、歴史的一戦が持つ価値やさらなる普及のカギについて熱弁した。
1月に両クラブがパートナーシップを締結した縁で実現した一戦。サントリーはもちろん、世界最高峰レベルを目指すSVリーグにとっても貴重な場となる。
高橋 世界一と言われるようなチームとやれることは、自分自身にも非常に大きな経験となる。日本のチームが戦えることを証明しないといけない部分もあるが、イタリア1部の強いチームと試合をすることでたくさんの方々にバレーボールを知っていただき、イタリア1部のすごさ、SVリーグのレベルの高さを証明できる一つの機会だと思う。
過去に日本バレーボール協会が示したデータによると、バレーボールの競技人口は世界一を誇る。国境を超えた交流は日本だけでなく、国際的な視点からもプラスに働くとの見方だ。
高橋 世界的に注目される試合だと思うし、昨季からSVリーグに変わって注目されている中で、欧州CLを制したペルージャと対戦することは、日本だけでなく世界的にもバレーボールが広まって、有名になっていくポイントだと思う。日本でも盛り上がりにつながっていくだろうけど、世界的な盛り上がりにもつなげていくのでは。世界的にバレーボールはとても人気なので、そういったファンの方々の盛り上がりにもつながっていったらいいなと思う。
日本代表は9月の世界選手権で無念の1次リーグ敗退に終わったが、2023、24年はネーションズリーグで表彰台と躍進。今後も盛り上がりを維持するには、結果を出し続ける必要がある。
高橋 結果がないと盛り上げるための活動をなかなかできないというか、活動をしても影響力にはつながらないと思っている。自分としてもしっかり結果を出して、一人の選手としてトップバレーボーラーになっていくことにこだわりながらやっていきたい。
24年パリ五輪は8強で終戦。28年ロサンゼルス五輪でのメダル獲得へ、サントリーの新リーダーは強い覚悟でコートに立っている。
高橋 頼れるエースになっていくことが一番。最後の1点を取れる、勝利に貢献できるエースになりたいし、バレーボールをさらに盛り上げていいきたい。ロス五輪でメダルを獲得して、さらにバレーボールの人気を高めていくことが一番だと思う。
日本代表、クラブでの取り組みを通じ、自身のプレー向上、バレーボール界の未来を考えて行動する高橋。その視線は二歩も三歩も先を見据えているようだ。
☆たかはし・らん 2001年9月2日生まれ。京都府出身。21~22年シーズンからイタリア1部でプレー。23~24年シーズンはモンツァをプレーオフ準優勝に導いた。24~25年シーズンからはサントリーに移籍。日本代表としては21年東京五輪、24年パリ五輪で8強入りに貢献した。188センチ、83キロ。












