大相撲の元大関貴景勝・湊川親方(29)の引退相撲が4日、東京・両国国技館で行われた。
断髪式では芝田山親方(元横綱大乃国)、二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)、横綱大の里(二所ノ関)、横綱豊昇龍(立浪)や東京都知事の小池百合子氏ら約300人がはさみを入れた。入門時の師匠だった元横綱・貴乃花光司氏は参加せず、最後は常盤山親方(元小結隆三杉)が大銀杏(おおいちょう)を切り落とした。
断髪式後のスピーチで、湊川親方は「ちょんまげというものに誇りを持っていたので、今まげを落としたことによって、力士として決別することができました。私は横綱になることだけが夢でした。ですが、横綱になることはできませんでした。これは家族と誓った夢でもあり、自分と約束した夢でもありました。ですが、やってきたことには後悔がないので、今日スッキリできてこの場を迎えられています」と語った。
現役時代の体重は165キロあったが、引退後に大減量した姿がファンの間で話題を呼んでいた。「現役の頃は摂生したことが多かったので、好きなものをいっぱい食べたい。相撲のことを考えず、ぐっすり眠りたい。お酒を次の日のパフォーマンスを考えず、いっぱい飲みたい。そういうことも、たくさんありました。しかし、引退してその欲望、欲求というのは1週間で落ち着きました。それは本当の喜び、幸せを現役の頃に味わえたからです。それは優勝できた時の家族の顔、パレードカーに乗って皆様に手を振っていただいたこと。優勝して国技館で皆様と国歌を斉唱できたこと。全て胸に刻まれています。本当の喜びとはそれだと引退した今、改めて気づきました」と明かした。
最後は「長い間、10年間、本当に貴景勝を育てていただき、支えてくださりありがとうございました」と頭を下げた。












