自民党総裁選は4日投開票される。最終盤は小泉進次郎農水相、高市早苗前経済安保相、林芳正官房長官の三つどもえの様相で、唯一存在する派閥・麻生派を率いる麻生太郎元首相の動きが勝敗を左右する流れとなってきた。

 各陣営は議員票の積み上げで、電話での勧誘に追われている中、活況となったのが〝麻生詣で〟だ。9月30日に高市氏、1日に旧安倍派の5人衆だった萩生田光一元政調会長、2日には岸田文雄前首相、3日は小泉氏、茂木敏充前幹事長が会談。さらに国民民主党の榛葉賀津也幹事長が麻生氏と面会していたことを認め、総裁選後の連立枠組みで意見交換したとみられている。

「総裁選で麻生氏は誰を支持するかを表明していないことで各陣営が支援を要請していますが、はぐらかすばかりで、最後まで分からない。4日の昼には党員・党友票の数字が内部で判明し、漏れてきます。そこから最後の票読みに入って、午後1時からの1回目の議員投票、そして決選投票直前で票を差配することになる」(党関係者)

 一方、平将明デジタル相は3日の記者会見で「(麻生氏は)以前ほど影響力があるように思えない。念のため行っておこうというぐらいの話」とキングメーカーとしての力はもはやないと指摘した。

「麻生派は43人が所属しているが、林氏以外の4陣営に推薦人が散っていて、河野太郎元デジタル相は小泉氏支持を明言している。確かにすべての票を動かせるほどの一枚岩ではないが、それでも30票以上は動かせるし、麻生派の動き次第で岸田氏や茂木氏らも影響を受ける」(前同)

 果たして麻生氏の決断はいかに――。