政府・自民党は総裁選挙(4日投開票)の結果が出た後、石破茂首相の後任を選ぶ臨時国会の召集について15日に開く方向で調整に入った。
会期は12月中旬までの予定。政府はガソリン税の暫定税率を廃止する関連法案の審議、物価高対策を盛り込んだ2025年度補正予算案の提出を見込んでいる。
自民党関係者によると、総裁を選んだ直後は国会で総理大臣指名選挙と組閣人事を行うことが通例だが、衆参ともに少数与党である現在、「(新総裁は)連立の枠組み拡大も含め野党と協議する時間を確保したいはず。野党側の対応が焦点だ」という。
「総裁選候補者5人のうち茂木敏充氏、高市早苗氏、林芳正官房長官が連立を拡大させたい意向を明言しています。小泉進次郎氏は政策や理念を見極めたうえで、政権の枠組みのあり方の議論を深めたい考えを示しています」(同党関係者)
投開票が明後日に迫った総裁選をめぐる自民党内の動きはさらに活発化している。情勢としては進次郎氏、高市氏、林氏の3人のうち上位2人による決選投票が確実視されているという。
そんな中、麻生太郎最高顧問と岸田文雄前首相がこの日に都内で会談。上位2人による決選投票での対応をめぐり意見交換したとみられる。
まだ総裁選の投票先を決めていない自民党議員がこう話す。
「新総裁がどの野党と連立協議を行うのかというところにメディアは注目していますが、それ以前にわが党としては公明党との連立維持が最優先。もしも高市氏が新総裁になって、公明に連立を解消されるなんてことになったら『総選挙が戦えない』と不安になる議員も少なくない。麻生氏と岸田氏の会談は決選投票をどうするかに集中したはずだ」
公明との距離感が不安視されている高市氏は30日、党内で唯一派閥を率いる麻生氏を訪ね、麻生派(43人)の支援を要請したとみられる。
「ところが麻生派内では、議員票の積み上げに躍起になっている林氏に近づいているというのです。想定されたのは進次郎氏と林氏の決選投票。そしてそうなった場合、麻生派は進次郎氏ではなく林氏支持に回ることを(岸田氏に)伝えたのではないだろうか」(前出の議員)
キングメーカーがうごめく中、総裁選の行方はどうなるのか…。












