カブスの鈴木誠也外野手(31)が〝神ってきた〟。レギュラーシーズン最終戦となった28日(日本時間29日)の本拠地カージナルス戦に「5番・右翼」で出場し、4試合連続本塁打となる32号ソロを放って3打数1安打1打点。日本選手のシーズン本塁打で2004年の松井秀喜(ヤンキース)を抜き、ドジャース・大谷翔平投手(31)に次ぐ単独2位に躍り出た。

 後半戦はスランプに陥っていたが、25日(日本時間26日)のメッツ戦で39試合ぶりの一発を放って以降は急上昇。26日(同27日)のカージナルス戦では日本選手の右打者で史上初めて30本塁打を達成し、初の100打点にも到達するなど4戦5発の固め打ちでレギュラーシーズンを終えた。

 地元紙「シカゴ・サンタイムズ」は「鈴木誠也のバットが、まさに絶好のタイミングで復活した。シーズン後半は低迷していた鈴木だが、レギュラーシーズン最終盤にパワーを見せつけ、最終4試合で5本ものホームランを放ち、打線の中心打者としての存在感を再び示した」と興奮気味に伝えた。

 ダンスビー・スワンソン内野手(31)は「彼が本来の調子を取り戻し、自信を回復して、皆が知っている通りのプレーヤーとして戻ってきたのは素晴らしいことです」とポストシーズン直前の復活を喜び、クレイグ・カウンセル監督(56)も「彼はシーズン後半の大部分で苦しんでいましたが、絶好のタイミングで調子を上げてきました。ポストシーズンに臨むにあたり、彼は非常に自信に満ちた状態です」と目尻を下げた。

 プレーオフは30日(日本時間10月1日)に3回戦制のワイルドカードシリーズで開幕し、カブスはダルビッシュ有投手(39)、松井裕樹投手(29)のパドレスと対戦する。イアン・ハップ外野手(31)から「彼はメジャーリーグ屈指の打者で、右打者の中で最も美しいスイングをしている選手の一人だ」とたたえられた日本最強の右打者が、チームを頂点に導く。