CS出場権をかけて現在リーグ2位に位置する巨人。レギュラーシーズンの残り試合数はわずか14試合と最終盤に差し掛かる中、中継ぎ陣が奮闘を続けてチームを支えている。

 ここまでリーグトップの41ホールドを挙げている大勢投手(26)、リリーフエースとして定着しつつある田中瑛斗投手(26)はチームトップタイの57試合に登板。さらには経験豊富な左腕・中川皓太投手(31)が55試合、守護神のライデル・マルティネス投手(28)が52試合、昨季新人王の船迫大雅投手(28)が51試合と、50試合以上登板の救援投手5人による〝鉄腕クインテット〟が形成されている。

 ここまでのチーム救援防御率も2・50で阪神に次いでリーグ2位。先発陣で離脱者が相次ぐ中でも、救援陣がフル回転の活躍で投手陣を下支えしている。では、なぜここまで結果を出し続けられるのか。チーム関係者の1人は、それぞれが「追い込まれた立場にあること」を要因として挙げた。

「5人の顔ぶれを見ると、みんな立場は違えど『何が何でも今年結果を残さなければならない』という選手が多いですよね。マルティネスは大型補強としてチームに加わった責任があるし、それを受けて8回に持ち場変更となった大勢も負けてられない。一軍に復帰した中川や現役ドラフトで加入した田中瑛に関しては『背水の陣』で臨んでいるシーズンですから、そこら辺の選手とは覚悟が違いますよ」(チーム関係者)

 とはいえ、登板数と比例して相応の負担は選手たちに重くのしかかってくる。「今は気持ちが乗っているからいいけれど、気持ちが乗っている時ほどこの時期はケガが怖いし、本人たちは小さな変化に気付かないもの。首脳陣は細心の注意をもって起用しているだろうけど、選手自身もコンディションの変化には過剰なほど気を向けてほしいよね」と前出関係者は心配も寄せた。

 レギュラーシーズン終了後も、CS、そして日本シリーズと戦いは続いていく。奮投を続ける鉄腕たちは勢いそのままにシーズン完走といくことはできるか。