英王室のチャールズ国王との対面を終えたヘンリー王子が12日、ウクライナ・キーフを電撃訪問した。英紙デーリー・メールが12日、報じた。

 国王と10日に対面したヘンリー王子は11日に英国からポーランドへ飛行機で向かい、その後ウクライナの首都行きの列車に乗り、12日の朝に到着した。

 キーフはロシアの巡航ミサイルによる攻撃を受けており、その前夜にはロシアが多数の攻撃ドローンでポーランド領空を侵犯して撃墜されたばかりだが、今回のウクライナ訪問は王子にとって初となる。「大丈夫かどうか確かめるために、妻と英国政府に確認しなければならなかった」とヘンリー王子は語ったという。

 ヘンリー王子は、自身の慈善活動を支援し、父であるチャールズ国王と会うため英国への旅を成功裏に終え、その足でウクライナを訪れた。ロシアとの3年間の戦争で負傷したウクライナの兵士や軍人を助けるために「戦争を止めることはできないが、復興を支援するためにできることはすべてやる」と公言しているという。

 王子は「私たちは、この戦争に関わる人々や彼らが経験していることを、人間らしく描き続けることができます。人々の心に常にとどめておく必要があります。今回の旅が、人々にこの現実を改めて認識させるきっかけになれば幸いです。なぜなら、私たちは起きていることに対して、容易に無感覚になってしまうからです」との声明も出した。

 キーフ訪問中、王子は第二次世界大戦におけるウクライナ国立歴史博物館を訪れ、数百人の退役軍人と面会し、ウクライナのユリア・スヴィリデンコ首相とも会談する予定だ。