英王室のヘンリー王子が19か月ぶりにチャールズ国王と対面したが、私的な話し合いの内容については黙っているように国王と約束していたことが明らかになった。また、国王と孫のアーチー王子とリリベット王女と再会の可能性も浮上しているという。英紙デーリー・メールが11日、報じた。

 ヘンリー王子は10日、にロンドンのクラレンス・ハウスでチャールズ国王と54分間お茶を飲みながら「父と息子の関係再構築」のひと時を過ごした。2024年2月に国王ががんと診断された後に対面した際は、面会時間はわずか15分強に限られていた。

 王室関係者によるとヘンリー王子は、王室離脱から長年の混乱の後、まず父親との関係を「リセット」し、家族や英国民との関係を「リセット」する決意をしているという。

 同関係者は「これは父と息子の関係を再構築するための重要な第一歩だ。彼は父親に、この件についてはいかなるインタビューにも応じないと伝えており、彼のチームには、何が話されたかについて記者に報告しないよう指示されている」と語りつつ「ヘンリーが家族の信頼を得られるまでには長い道のりがあるが、国王はいくつかの保証を与えている」と付け加えた。

 ヘンリー王子は国王と面会した後、インビクタス・ゲームのレセプションに出席。その中で国王について聞かれると「彼は素晴らしかった。ありがとう」と答えるにとどまった。

 王子は11日に4日間の滞在を終えて英国を離れる際に、代理人が「王子は明らかにイギリスに戻り、古い友達や同僚と再会し、彼にとって非常に重要な活動を支援できるのをとても喜んでいるようだ」との声明を出したが、チャールズ国王との面会の内容について詳細は語らなかった。

 また、今回の面会は来年、ヘンリー王子の家族が英国を再訪するための第一歩であると王室の情報筋が主張。孫であるアーチー王子とリリベット王女が3年以上ぶりに祖父を訪ねる道を開くかもしれないと語っている。

「国王は孫たちの祖父のような存在になりたいと望んでおり、それが重要な魅力となっています。エリザベス女王の即位60周年記念式典(22年6月)に孫たちと一緒に時間を過ごすことができたことを、国王は非常に喜んでいました」と、同情報筋は明かしている。リリベット王女とはこの時に1度会ったのみだ。

 王室関係者は「ヘンリー王子が家族の信頼を取り戻すには、長い時間がかかるだろう。でも、王子は可能だという確信を持っている」と指摘している。王子が父親との約束を守れば、和解への道は大きく開けそうだ。